CO₂排出量削減実績

ANAでは、飛行機から排出するCO₂削減のためさまざまな運航の工夫を行っています。

主な取り組み

エンジンウォーターウォッシュ

運航でエンジンに付着するススや汚れをエンジン内部に水を注入し最適な頻度で洗浄を行うことでエンジンの性能を回復し使用する消費燃料を節減。

機体重量軽量化

機内には、飛行機の運航や機内サービスで使用するためのさまざまな物品が装備されていますが、電子化や軽量化することで機体の重量を軽くしCO₂排出量を削減。

最適な高度・速度・経路の選定

一便一便ごとによりCO₂排出量削減に効果のある最適な高度や速度、そして経路の選定を行い、飛行計画を作成。

早期加速上昇

離陸後、飛行機の翼面積を大きくするフラップと呼ばれる装置を早期に収納し空気抵抗を減らすことでCO₂排出量を削減。

着陸後の逆噴射抑制

着陸した飛行機は、逆噴射装置やブレーキを使い減速するが、安全上問題がない場合は、逆噴射装置使用時のエンジンパワーを最小限にし、CO₂排出量を削減。

地上走行時の片側エンジン停止

着陸後は1つのエンジンでも地上走行が可能なため、安全に実施できる場合は、片方のエンジンを止めて地上走行をすることによりCO₂排出量を削減。

さまざまな取り組みの結果、消費燃料の節減およびCO₂排出量削減がどれくらいできているか見てみましょう!

2024年11月実績

4,846t 1,931kl 1,241kl 199kl 341kl 150kl

節減した燃料1,931klとは、
B787-9の飛行機で約
268,480km飛行できるほどの量です。
これはなんと、地球約7周分の距離に該当!

節減した燃料1,931klとは、
B787-9の飛行機で約
268,480km飛行できるほどの量です。
これはなんと、地球約7周分の距離に該当!

  • * 1

    エンジンウォーターウォッシュの「削減したCO₂排出量」は、洗浄1回あたりに節減される消費燃料量の予測値から算出した想定効果となります。

  • * 2

    早期加速上昇・着陸後の逆噴射抑制・地上走行時の片側エンジン停止の「削減したCO₂排出量」はフライトデータから取得した「節減し得る消費燃料量」をもとに計算しています。