鳥取県には大山をはじめとする中国山地の美しい森や、コバルトブルーに輝く日本海、雄大な鳥取砂丘など豊かな自然にあふれています。大自然が身近にあり、空港からのアクセスの良さも鳥取の魅力。自然を肌で感じ、ゆったりと楽しむリフレッシュ旅をご案内します。
1日目
10:25 鳥取空港到着
11:00 鳥取砂丘
14:00 八東ふる里の森(キャンプ場)到着
2日目
09:00 八東ふる里の森(キャンプ場)出発
10:00 森林セラピー
14:00 大江ノ郷自然牧場
15:50 鳥取港海鮮市場かろいち/地場産プラザ わったいな
18:40 鳥取空港出発
※2021年9月時点のダイヤです。
DAY ONE
1日目
10:25 鳥取空港に到着
鳥取砂丘は東西16km、南北2.4kmにわたる日本最大級の砂丘です。粒の細かなサラサラとした砂は中国山地から千代川を通って運ばれ、10万年の歳月をかけて波と風が砂丘を形作りました。雄大で美しい起伏は見る人を圧倒し、時間や季節、気象によって刻々と変化する姿は何度訪れても飽きることがありません。
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164−971(砂丘ビジターセンター)
扇ノ山の中腹、標高800mにあるキャンプ場「八東ふる里の森」は、“地方創生”“SDGs”をテーマに2021年4月にリニューアルしました。園内のブナの原生林には約50種の野鳥が生息し、キャンプサイトやロッジ、カフェ、小川が点在します。貴重な生態系を守るために車の乗り入れは原則駐車場までです。
住所:鳥取県八頭郡八頭町妻鹿野1572
受付をして園内での過ごし方について説明を受けます。豊かな自然を守るために原則としてごみは持ち帰り、排ガスが出る車は園内に入れません。荷物が多い人、体が不自由な人のために電動カートも用意しています。
園内にはフォレストロッジ(4.5畳タイプ5棟、6畳タイプ5棟、スイート2棟)のほかにキャビン、貸出テントがあります。BBQや朝食のプランとセットにすれば、手ぶらでOK!21㎡の広めのスイートタイプはミニキッチンやベッド付き。標高が高く涼しいので、夏でもクーラーがいりません。1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」とコラボした、「ogawa」の本格テントの貸出・設営・テーブルやチェア等がセットになった「手ぶらプラン」もあります。
園内には子どもの頃に誰もが憧れた手作りブランコが! 胸いっぱいに森の空気を吸い込んでブランコをこぐと、ひんやりと心地よい風が肌にあたります。耳を澄ませば小川のせせらぎ、野鳥のさえずりを楽しめます。
川のそばに2基あるテントではフィンランド式サウナを楽しめます。4人サイズのテントの中には薪ストーブがあり、その上にはサウナストーンが。熱したサウナストーンに水を垂らし、テントに充満する蒸気でゆっくりジワジワ温まります。テント内は70~80度ほど。じっくり温まるので1時間以上入る人もいます!
たらたらと汗が体を伝い、じっくり体の芯まで温まったらそばを流れる小川にダイブ。 自然の川の中に人力で掘った水風呂で体を整えます。キリっと冷たい天然水が毛穴の奥まで引き締めてクールダウン。森と一体になる不思議な感覚を味わえる、最高のデトックス体験です。
中国地方のキャンプ場では初導入の空中テントは、日常では体験できない視点で森の中をゆったりと楽しめます。木に3点張りして地面に水平にピンと張ったテントは、まるで宙に浮いているような感覚。仰向けになって空に広がるブナの枝葉や雲の形を眺めていると、いつの間にか夢の世界へ。セラピー効果もあるとか。
坂道の多い森の中を風を切って移動できるセグウェイは、排ガスを出さない移動手段として導入されました。体重移動だけで前や後ろに移動でき、初心者でも簡単にコツをつかめます。16歳以上利用可能。自分の体の一部のように動かせる独特の乗り心地を楽しめます。
BBQプランでは、うまみ溢れるきめ細やかな肉質を持つ若桜町のブランド豚「吉川豚」や、ジューシーなのにさっぱり、とろける食感の鳥取和牛が味わえます。地産地消にこだわった鳥取ならではの味を堪能できます。大自然の中、家族や友人と囲むBBQは格別です!
DAY TWO
2日目
夜は満天の星空を堪能し、朝は野鳥のさえずりとともに目を覚まし、たっぷりと朝日を浴びて。身も心もリフレッシュしたことを感じながら、さっそく朝食を食べましょう。香ばしい出来立て熱々のホットサンドは格別です。キャンプは後片付けが大変ですが、その必要がないのが手ぶらプランの良いところ。身支度をすませてロッジを後にし、次の目的地へと向かいます。
2日目は八頭町の隣の智頭町で「森林セラピー」に参加します。森林セラピーとは科学的な証拠に裏付けされた森の癒し効果。森に入ると清々しい気持ちになったり、リフレッシュしたりしますが、それは樹木が発散する「フィトンチッド」という揮発性の成分のおかげです。智頭町は鳥取県で唯一、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティによる森林セラピー基地として認定され、「芦津(あしづ)渓谷の自然歩道3コース」「こもれびの森コース」「天木(あまぎ)森林公園コース」「横瀬(よこせ)渓谷コース」があります。特に午前中は成分が森に濃厚に漂っているので、午前スタートがおすすめです。
今回は芦津渓谷の半日コースを選択。他にも1日コースや、冬のスノーシュー、夏のシャワークライミングなどさまざまなメニューがあります。芦津渓谷は、鳥取砂丘を形作った千代川(せんだいがわ)の源流域。かつてのトロッコ道を生かした散策路で、ルートのはるか下を渓流が流れる天空の道のようなポイントもあります。降雨・降雪の多い気候が育んだ深い森は、大きな岩を苔が覆い、大樹とともに幼木があちこちに育っています。その姿は、森の生命の循環を感じさせダイナミックで神秘的です。原生林の中で行うヨガや瞑想は、日常生活で退化した五感を呼び覚まし、ストレスから私たちを解放してくれます。
住所:
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭2067-1
智頭町森林セラピー推進協議会(智頭町観光協会内)
「農」と「食」を楽しめるナチュラルリゾートである大江ノ郷自然牧場は、美しい自然をバックに「見る・食べる・体験する」非日常の空間です。カフェやレストランがあり、牧場の平飼い卵の「天美卵(てんびらん)」を贅沢に使ったスイーツや、地産地消の味を楽しめます。大人気のパンケーキはしっとり、フワフワ!メレンゲだけで膨らませた焼き立ての生地に、琥珀色のメープルシロップをたっぷりかけて味わえます。
住所:鳥取県八頭郡八頭町橋本877
目の前の鳥取港などから水揚げされた新鮮な海の幸が所狭しと並び、市場ならではの活気に満ちている「かろいち」。海鮮グルメを味わえるお食事処もあり、県東部の人気スポットです。「かろいち」を見学した後、隣接する「わったいな」へ。「わったいな」には鳥取県内の各JAから直送された旬の食材がズラリ!鳥取県の海産物や農産物など特産品が一同に集まる“鳥取の台所”です。
住所:
鳥取港海鮮市場かろいち 鳥取県鳥取市賀露町西3−27−1
地場産プラザ わったいな かろいちに隣接
18:40 鳥取空港から帰路へ
早めに空港に到着した場合には、「名探偵コナン」でいっぱいの空港内で記念撮影や、ナゾ解きラリーなどでお楽しみください。
Information
住所 | 鳥取県八頭郡八頭町妻鹿野(めがの)1572 |
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期間 | 4月下旬~11月末日 |
施設 | ・テントサウナ レンタルメニュー(2時間 4,500円) ・「ogawa」テント貸出&設営付き 手ぶらプラン( 1泊1テントあたり 13,000円) ・空中テント宿泊&手ぶらプラン(1泊1テントあたり 13,000円) ・フォレストロッジ 4.5畳(1泊1棟あたり 4,500円)、6畳(1泊1棟あたり 5,500円) ・フォレストスイート(1泊1棟あたり 13,000円) ・フォレストキャビン(1泊1棟あたり 3,000円) 条件等詳細は、八東ふるさとの森WEBサイトをご確認ください。上記料金は税込みです。 |
URL | https://www.hattofurusato.com/ |
Campsites in Tottori
住所:〒680-0408 鳥取県八頭郡八頭町西谷564−1
TEL:0858-73-8100
上記記事の内容は2021年9月現在のもので、変更となることがあります。