パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月5日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
インドのビザには、渡航前にオンラインで申請する「ETA(e-Tourist Visa。通称e-ビザ)」、到着時に空港で取得する「到着時ビザ(通称アライバルビザ)」、日本で大使館に出向いて取得する「一般ビザ(ステッカービザ)」の3種類があります。
いちばん一般的で便利なのは、事前にオンラインで申請しておき到着時に取得するETA(e-ビザ)です。有効期間は30日、1年、5年から選択可能。料金は有効期間に関わらずUS25ドル+手数料です。30日のみ入国は2回のみに制限されますが、1年、5年は入国制限回数はないマルチプル。ただし1回での滞在は180日までとなっています。「到着時ビザ(アライバルビザ)」は、日本国籍であれば、到着空港で取れる60日間有効のビザです。料金はRs2000。取得できるのは、デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバードの6空港のみ。状況によっては取得に時間がかかるので注意してください。
インドへの入国回数やインドでの滞在期間、渡航目的によってビザの種類は分かれますので、ご自身の目的・旅程に見合ったビザをご確認ください。
残存有効期間がビザ申請開始時に最低6ヵ月以上あり、査証欄の余白が2ページ以上あること。
日本からインドへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
持ち込み禁止。2019年9月、インド政府は電子たばこの生産・販売・輸入を全面禁止。外国人も罰則の対象となる。
日本より3時間30分遅れ。日本の正午は、インドの8:30。サマータイムは採用していない。
一般的にインドの旅のベストシーズンとされるのは10〜3月頃。この時期は乾季なので、雨具はいらないし移動も楽。インドが初めての人にはいい。ただし、南は暑いが、デリーなど北部では12〜1月の夜はかなり冷え込む。また、北インドの1月は濃霧で観光や交通に支障をきたすことも。7〜8月は雨季だが、ヒマーラヤ山間の聖地を歩くならベストシーズン。
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とデリーの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | デリーの平均最高気温 | デリーの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 8℃ | 2℃ | 20℃ | 7℃ |
2月 | 9℃ | 2℃ | 22℃ | 10℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 28℃ | 16℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 35℃ | 23℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 39℃ | 26℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 39℃ | 28℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 33℃ | 28℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 32℃ | 26℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 33℃ | 25℃ |
10月 | 20℃ | 14℃ | 32℃ | 19℃ |
11月 | 17℃ | 8℃ | 26℃ | 12℃ |
12月 | 11℃ | 4℃ | 21℃ | 8℃ |
東京とデリーの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | デリーの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 20mm |
2月 | 60mm | 20mm |
3月 | 100mm | 10mm |
4月 | 130mm | 10mm |
5月 | 140mm | 10mm |
6月 | 170mm | 60mm |
7月 | 130mm | 200mm |
8月 | 140mm | 200mm |
9月 | 210mm | 130mm |
10月 | 190mm | 20mm |
11月 | 90mm | 0mm |
12月 | 50mm | 10mm |
使用通貨はルピーRupee(Rs)とパイサーPaisa(P)。ヒンディー語ではルパヤーRupaya(複数はルパイェーRupaye)、パイサーPaisa(複数はパイセーPaise)。Rs1=P100。2024年3月18日現在、Rs1は約1.8円。紙幣はRs10、Rs20、Rs50、Rs100、Rs200、Rs500の6種類。硬貨はRs1、Rs2、Rs5、Rs10、Rs20の5種類。Rs1とRs2、Rs5の紙幣やパイサー硬貨などもわずかながら流通しているが、ほとんど使われていない。なお、最高額のRs2000紙幣は2023年9月30日で停止されている。
2017年7月に物品サービス税(GST)が導入された。税率は商品の種類により0%、5%、12%、18%、28%が課税される。また、アルコールなど品物によっては、GST以外の税金がかかることもある。ホテルでは宿泊料がRs1000以上の場合税金がかかる。
220~240V、50Hz。プラグのタイプはB3、BF、B、Cタイプが主流。
DVD、BD購入時は放送方式(日本はNTSC/インドはPAL)とリージョンコード(日本はDVDが「2」、BDが「A」/インドはDVDが「5」、BDが「C」)に注意。PAL再生にはNTSCへ変換のできる再生機が必要。コードはソフトとプレーヤーを一致させるか、いずれかがオールリージョン対応なら再生可。
日本へのエアメールは、絵ハガキならRs15、手紙はRs25(20g以内。それを越える場合は20gにつきRs15の追加料金)。届くまでの日数は、航空便で4日~10日。
一般的に9:00~17:00で、日曜は休みの場合が多い。
00(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3または90(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010(国際電話識別番号)
91(インドの国番号)
11(市外局番の最初の0を除いた番号)
87654321(相手先の電話番号)
全国的な祝祭日のうち、法律で定められた公的な祝日は以下の3日のみ。これ以外に宗教や州ごとにさまざまな祝祭日がある。
ヒンディー語が公用語で、英語は補助公用語。他に憲法公認の22の州の言語と844の方言がある。
一般的な営業時間は次のとおりだが、あくまでも目安であり、店によって異なる。
10:00~16:30(土曜は~14:00)、日曜と祝日はクローズ。
10:00~19:00、休日は店によってさまざま。
11:00~23:00(15:00~18:00頃にはクローズするところもある)。
イスラーム教は飲酒を禁じており、ヒンドゥー教徒も飲酒をあまり好まない。しかし各町には酒屋があり、ライセンスをもつレストランやバーで飲むことはできる。ただしグジャラート州、ビハール州、ケーララ州、マニプル州、ナーガーランド州では禁酒法が施行されており、アルコールの販売などが禁止または制限されている。また、禁酒法がない州にもドライデー(禁酒日)があり、この日は酒類を一切販売しない。ガーンディーの生誕日や独立記念日など、特定の祝祭日は国全体で禁酒が行われる。また、全国の主要道路や鉄道駅などから500m以内でのアルコールの提供は禁止されており、ヒンドゥーの聖地でもアルコールの販売制限がある。
インドでは公共の施設での禁煙法が施行されている。対象となる場所は空港のラウンジ、ホテル、レストラン、カフェ、バー、駅、バス停、ショッピングモール、映画館、病院、学校など。違反者にはRs200の罰金が科せられる。ただし喫煙エリアが設けられている場所は、公共の場所であっても喫煙可能。また、電子たばこ及び加熱式たばこは法律によって全面的に禁止されている。