パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月5日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
すべての渡航にビザが必要。必要書類や手続き方法の詳細は中国ビザ申請サービスセンターや管轄地域の中国領事館で確認してください。
パスポートの残存有効期間は6ヵ月以上が無難。また、査証欄余白も2ページ以上あったほうがよい。
日本から中国への渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
入出国一体型のものだが、切り分けられて置かれているケースも多い。
免税の範囲は、中身のたばこが紙巻きたばこ400本に相当する数量まで、外側の機械が5000元まで。
日本と大連の時差は1時間。日本のほうが早く1日が始まるので、日本時間から1時間を差し引いた時間が大連時間になる。
日本の約25倍の国土を持つ中国は、気候も寒帯から亜熱帯まで存在している。中国東北エリアはおもに温帯モンスーン気候に属するが、季節による寒暖の差が激しい。目的地によって服装の準備が異なってくるので注意。
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京と大連の平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | 大連の平均最高気温 | 大連の平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 0℃ | -6℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 2℃ | -5℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 6℃ | 0℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 15℃ | 5℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 20℃ | 11℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 25℃ | 16℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 27℃ | 20℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 28℃ | 22℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 24℃ | 17℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 16℃ | 10℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 10℃ | 3℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 4℃ | -4℃ |
東京と大連の平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | 大連の平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 10mm |
2月 | 60mm | 10mm |
3月 | 110mm | 20mm |
4月 | 130mm | 30mm |
5月 | 130mm | 50mm |
6月 | 160mm | 80mm |
7月 | 160mm | 140mm |
8月 | 150mm | 150mm |
9月 | 210mm | 60mm |
10月 | 160mm | 30mm |
11月 | 90mm | 20mm |
12月 | 40mm | 10mm |
「角」以外の紙幣は、1999年に投入された第5版。毛沢東に統一されているのが特徴だが、2005年、2015年、2019年、2020年に偽造防止対策が施された紙幣が投入されており、各額面デザインの若干異なる2〜3種が流通している
通貨単位は人民元(人民元/Renminyuan)で、中国語では単に元(元/Yuan)と呼び、口語ではクァイ(Kuai)とも言う。略号の「RMB」は人民元と同意の人民幣(Renminbi)から。補助通貨単位は角(角/Jiao。口語では毛/Mao)と分(分/Fen)。ただし、「分」が使われることは少なくなっている。1元は10角、100分、約20.7円(2024年3月18日現在)。流通している貨幣は、硬貨が1分、2分、5分(以上3種はほぼ使用されていない)、1角、5角、1元。紙幣が1角、5角、1元、5元、10元、20元、50元、100元(1角と5角は第4版。ほかは第5版)。
中国では、ホテルに宿泊する際に税金(サービス税、都市建設税など)がかけられることはある(一律ではない)。付加価値税(VAT)還付制度については、指定店で500元以上購入し、所定の手続きをした場合に、出国時に還付される。
中国にはチップの習慣はないので基本的には不要。また、中級、高級ホテルでは宿泊費にサービス料が加算される所が多く、そういった場合は不要。
マルチ変換プラグが便利
中国の電圧は220V、周波数は50Hz。このため、日本の電化製品を使う場合は変圧器が必要となることが多い。なお、現地で使用されているプラグの種類は7種類ほどあるが、B型やC型、O型が多い。変圧器や変換プラグは日本の旅行用品店や大きい電気店、旅行用品を扱うインターネットショップなどで購入できる。
DVD、BD、VCDなどの映像ソフトを買うときは、放送方式とリージョンコードの両方に注意。放送方式は日本がNTSCで中国はPAL。日本で再生するにはPAL対応のプレーヤーとテレビ、またはPALをNTSCに変換できるプレーヤーが必要(BDは両対応)。DVDのリージョンコードは中国が6で日本が2、BDのコードは中国がCで日本がA(VCDは無関係)。ソフトとプレーヤーのコードが一致しなければ再生できないが、いずれかがオールリージョン対応なら再生できる。
中国の郵便カラーは深緑で、ポストも赤ではなく、濃いグリーンだ。日本へのエアメールは、はがきが5元、封書が5元(20g以下)から。なお、中国では、郵政事業と通信事業が分割されたため、ほとんどの都市では、郵政局(郵便と電報)と各通信会社に分割された。
00(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3または90(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010(国際電話識別番号)
86(中国大陸の国番号)
市外局番の最初の「0」を除いた電話番号
中国の祝日は西暦と陰暦(農暦)を合わせたもので、毎年日付の異なる移動祝祭日もあるので注意。また、特定の国民の祝日および記念日もある。このほか、公的な休日ではないが、多民族国家である中国では民族ごとに独自の祭りがあり、一見の価値があるものも多い。祝日は中国国務院辦公庁の発表による。
公用語は、国民の大多数を占める漢族の言葉である「漢語」の中の北方方言を主体にして作られた「普通話」。このほか民族ごとにそれぞれの言語をもつ。
さらに、国土がこれだけ広いため、中国における多数民族の言語である「漢語」も北方方言、呉語(上海周辺)、福建語、広東語、客家語などの方言に分かれており、それぞれの方言は、会話が成り立たないほど大きく異なる。なお、町なかでは、英語はあまり通用しない。
ショップやレストランなどは店によって異なるが、公共機関でも休日、業務時間の統制は取れていない。以下の時間はあくまで目安に過ぎない。
10:00~20:00。休日なし。
11:00~15:00、17:00~22:00。春節に休業する店が多い。
中国では、車の運転免許証は18歳から。飲酒や喫煙については法律による年齢制限はない。なお、現在のところ、旅行者が気軽に利用できるようなレンタカー制度は存在しない。
トイレは中国で厠所という。都市部では水洗トイレも増えており、街頭にも有料の公衆トイレ(公共厠所)の設置が進んでいる。ただし、トイレットペーパーを常備している所は少ない(有人の所では入口で購入できる)ので、用を足すときは持っていこう。また、紙を流すとトイレが詰まるケースが多いので、使用後は備え付けのカゴがある場合はそこに捨てること。