パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月15日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
入国にあたってはビザが必要。ビザは日本にあるカンボジア王国大使館、名誉領事館で申請すれば、1~2営業日で発給される。またオンラインで申請・取得できるe-ビザの取得も可能で30日間滞在可能な観光ビザは36US$、所要3業務日。シェムリアップ、プノンペンの空港、また陸路の国境でもアライバルビザの取得が可能で、30日間の滞在が可能な観光ビザは30US$。一部陸路国境でもアライバルビザの取得は可能だが事前に取得しておくのが望ましい。
入国にあたっては、カンボジア入国予定日から6ヵ月以上の残存有効期間が必要。マルチプルビザを取得する場合は取得期間プラス6ヵ月以上の残存有効期間が必要。
日本からカンボジアへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
カンボジアでは、電子たばこおよび加熱式たばこの使用が禁止されている。
時差は日本とは2時間遅れ。日本の正午はカンボジアでは午前10:00となる。サマータイムはない。
カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、大きく乾季と雨季のふたつの季節に分けられる。同じ時期なら地域による大きな違いはない。旅行のベストシーズンは乾季の11~5月で、なかでも11~1月が雨も少なく、比較的過ごしやすい。
シェムリアップやプノンペンを訪れるのなら、1年を通じて日本の夏の服装と同じでよい。冷房の効き過ぎや日焼け対策に、長袖のシャツが1枚あると便利。
プノンペンと東京の気温と降水量
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とプノンペンの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | プノンペンの平均最高気温 | プノンペンの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 31℃ | 23℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 32℃ | 24℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 35℃ | 25℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 35℃ | 26℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 33℃ | 25℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 32℃ | 25℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 32℃ | 25℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 32℃ | 25℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 31℃ | 24℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 30℃ | 23℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 30℃ | 22℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 30℃ | 21℃ |
東京とプノンペンの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | プノンペンの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 60mm | 30mm |
2月 | 60mm | 10mm |
3月 | 120mm | 60mm |
4月 | 120mm | 100mm |
5月 | 140mm | 110mm |
6月 | 170mm | 170mm |
7月 | 150mm | 200mm |
8月 | 170mm | 160mm |
9月 | 210mm | 250mm |
10月 | 200mm | 300mm |
11月 | 90mm | 140mm |
12月 | 60mm | 80mm |
紙幣の絵柄は国王の肖像、遺跡、記念塔など。紙幣はこのほか50、200リエル札、硬貨は50、100、200、500リエル4種類が発行されているがいずれも流通していない。
通貨単位はリエル(Riel : 本サイトではRと表記)で、補助通貨はない。100Rは約3.68円(2024年3月18日現在)。公式に発行されている紙幣は32種類。実際に市場に流通している紙幣は100、500、1000、2000、5000、1万、1万5000(*1)、2万、3万(*1)、5万、10万リエルで、ほとんどの紙幣は旧札・新札が2種類以上あるが、どれも旧札はほぼ見かけなくなってきている。また、カンボジアではUSドルも一般に流通している。ただしUSドルの補助単位のセントは流通していない。
基本的に10%のVAT(付加価値税)がかかるが、現実的に旅行者での買い物、支払いにはほとんど適用されていない。旅行者がVATを支払うのは、中・高級ホテルや高級レストランでの支払い時、レジでレシートが発行されるスーパーなどでの買い物の時くらい。観光客に対するVATの還付制度はない。
チップの習慣はなく基本的に不要。
A型、C型、SE型の変換アダプター
地域、ホテル、客室によってさまざまなプラグ形状が存在する
220V、50Hz。プラグはA型とC型の複合型が多く、A型、C型、まれにSE型がある。日本の100V用電気製品を使用するには、変圧器が必要。
DVD購入の際は、リージョンコードの確認を忘れずに。日本のリージョンコードは「2」、カンボジアは「3」のため、「All code」と明記されているものでないと日本国内用の機器では見られない(パソコンで再生する場合は問題ない)。なお、違法コピーされた物が多く、「正規品」として政府の認定シールが貼られたものであっても、実際はコピー物であることも珍しくない。またリージョンコードはアメリカなど、外国のままのこともあるので要注意。ビデオデッキの入手は困難。
郵便局の営業時間は各局によって若干異なるが、だいたい7:00~18:00で日曜も営業しているところが多い。
日本までのエアメールの場合、はがきはプノンペンから2000R。EMSの場合、日本までは250gまで20US$、500gまで25US$、1kgまで28US$など。
001(国際電話識別番号)*1
81(日本の国番号)
××(頭の0を取った市外局番)*2
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社番号
010(国際電話識別番号)
携帯電話からは010の代わりに「0」を長押しして「+」を表示させると国番号からかけられる。
855(カンボジアの国番号)
××(頭の0を取った市外局番)
123-456(相手先の電話番号)
年によって異なる移動祝祭日に注意。
下記の2024年の祝祭日は政府の公式カレンダーによるが、変更の可能性もあるので要注意。
公用語はクメール語(カンボジア語とも呼ぶ)。旅行関係機関では英語、フランス語なども通じる。またベトナム語、タイ語、中国語が通じるところも多い。
以下は、一般的な営業時間の目安。ショップやレストランなどは店によって異なる。
月曜~金曜8:00~12:00、13:00~17:00。土曜・日曜・祝日は休み。
月曜~金曜8:00~16:00。土曜・日曜・祝日は休み。(土曜は午前中のみ営業するところも多い。)
8:00~18:00。
10:00~22:00のところが多いが、6:00オープンや24:00まで営業するところもある。また、ランチタイムとディナータイムの間に、2~3時間クローズするところもある。
カンボジアでは18歳未満の喫煙、飲酒は法律で禁じられている。車と49cc以上のバイクの運転には免許証が必要で(外国人も同様)、バイクの運転にはヘルメットの着用と、バックミラー付きバイクであることが義務付けられている。カンボジアはウィーン条約に加盟しており、国際法令上は国際運転免許証のみでカンボジアの免許証に切り替えることなく運転可能。しかし、一般の警察官は国際免許証の存在を理解していないことが多く、検問などに遭った場合は罰金も覚悟すること。外国人旅行者によるバイク事故も多数起きているので、運転には十分な注意が必要だ。
都市部のホテルのトイレはほとんどが水洗の洋式。地方では柄杓で水を汲んで流す和式タイプも多い。水洗の洋式でも、便座の横にゴミ箱が置いてある場合は、紙は流さずごみ箱に捨てること。町なかに公衆トイレはほとんどない。アンコール遺跡の敷地内にはおもな箇所にトイレが設置されている。
政治的な話題や戦争の話は避けること。寺院を参拝するときは短パンやミニスカートは避け、またお堂に上がるときは履き物を脱ぐこと。僧侶に対しては常に敬意を払うこと。女性は僧侶に触れたり直接物を渡すことはできない。人の頭の上には精霊が宿っていると考えられているため、他人の頭に手を当てたり、子供の頭を撫でることも避けること。