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シドニー

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年7月14日時点の情報です。

入国とビザ

ビザ

日本人がオーストラリアへ入国する場合はビザ、もしくは専用アプリを使用してETA登録が必要。
ETAアプリ:

 

パスポート

パスポートの残存有効期間は滞在日数分あればOK。

空港諸税

空路でオーストラリアを出国する場合の出国税(PMC)$70、および各空港の各種空港税は、原則として航空券の購入時にそのぶんも請求されることになっている。

検疫

日本からオーストラリアの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。オーストラリアは他大陸から離れており、固有の動植物が数多く存在する。こうした理由から検疫が非常に厳しく、食料品や植物、動物などの持ち込みに関しては細かな規定がある。代表的な持ち込み禁止品は下記の通り。詳細はオーストラリア検疫検査局のウェブサイト(https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/quarantine_jp.html)で確認のこと。一部、申告することで持ち込み可能な場合もある。

  • a:卵(生、ゆで卵)
    生卵、ゆで卵は持ち込み禁止。加工したものは可能な場合がある。
  • b:青果物すべて
  • c:生きている動物
    ただし犬、猫は農業省のウェブサイトから直接申請し(英語)、一定期間の動物検疫を受けることで持ち込み可能となる場合がある。盲導犬は要確認。
  • d:肉および肉製品
    肉製品は常温で6ヶ月以上保存可能な市販の缶詰、レトルト、瓶詰め製品であれば持込可。肉由来のエキスやブイヨンを使った製品(カレーやシチューのルウーなど)は、肉片や動物性食用油脂(牛脂、豚脂(ラード)など)が含まれていない製品であれば持込可。また日本で生産されたはジャーキーなどの干し肉(商業的に製造され、長期常温保存可能な市販品に限る)は、個人消費目的で持ち込むのであれば1kgまで持込可。それ以外の肉製品は生、冷凍、薫製、塩漬け、保存肉、調理済み、いかなる形態のものも持込が禁止。
  • e:魚類
    サケ科以外の魚・魚製品は、内臓及び頭を除去してあること、常温保存可能な(開封するまでは冷蔵・冷凍の必要がない)製品であること、食用のみに用いられる製品である(家畜飼料等に転用されない)ことが確認できれば、渡航者本人が携行している場合に限り5kgまで持込み可。煮干等の小魚であっても、内臓と頭が付いている魚・魚製品を持込む場合は、事前に輸入許可を申請・取得する必要がある。サケ科の魚・魚製品については、商業的に製造され十分に滅菌加工された缶詰、レトルト、瓶詰め製品は持込可。明太子、キャビアのような魚の卵は、商業的に製造・包装された市販品(未開封)であれば、サケ科のもの以外は持込可(ただしサケ科以外の魚であることが明記してある必要がある)。顆粒・粉末のだしなど、魚由来の調味料も持込可。
  • f: 乳製品
    日本からの場合、個人消費目的では固形の乳製品10kg、液体10L、液状の濃縮食品は2L、乾燥食品は2kgまで持込み可能。乳児同伴の場合に限り、上記に加え、ボトルに入れた調乳済みミルクおよび開封済みのベビーフード1個も持ち込める。
  • g:種やナッツ
    商業的に包装されている生の(未加工の)ナッツについては、殻が取り除かれていれば、2kgまで持込可。
  • h:野菜、果物、穀物
    生および冷凍(未調理)の果物、野菜の持込は原則禁止。ドライフルーツおよび乾燥加工した野菜は、種、根、皮などが含まれておらず、申告の上検査で問題が見つからなければ持込可。
  • i:生きている動物
    犬、猫は農業省のウェブサイトから直接申請し(英語)、一定期間の動物検疫を受けることで持ち込み可能となる場合がある。盲導犬は要確認。
  • j:生きている植物
    切花、根、球根、生果実、根茎、茎、繁殖力のある植物やその一部、栽培用種子などの持込条件は、植物の種類および部位、使用目的毎に個別に規定されている。下記オーストラリア政府農業・水資源省へ要問い合わせ。https://www.agriculture.gov.au/about/contact/online-enquiry 
  • j:動物を使った製品
    動物の皮、骨、毛(未加工の羊毛を含む)、剥製、羽および貝殻などから作られている製品(例: 装飾品、芸術品、太鼓、三味線、蜂の巣など)は申告が必要。
  • k:植物を使った製品
    蜜蜂製品・わらなどを使った包装、たけのこの皮などの包装、木製の製品、芸術品、工芸品、木製の食器、花輪(レイなど)、植物の種子や麦わらが中につめられている製品、ドライフラワー、ポプリなどの植物製品は申告が必要。ドライフラワーについては、許可されている植物種のみを含む製品であれば持込可。
  • l:土・砂
    土の持込(土の含まれる製品も含む)は原則禁止。砂や岩、化石は、土、昆虫、植物・動物由来の物質等が混入しておらず、組成分が無機質の物質のみであることが確認できれば持込可
  • 持ち込めるかどうかはっきりしない物品は、必ず申告すること。違反した場合は物品の没収・罰金はもちろん、最悪の場合は、入国不可となり、その後3年間に渡って新たなETA登録やビザ発行が行われなくなる。

税関

旅行者が身につけたり手荷物として携行する商業目的以外の身の回り品と個人で使うためのスポーツ用品、また、成人(18歳以上)ひとりにつき、たばこ25gと開封した1箱まで、2.25Lまでの酒類、$900相当の一般財(みやげ物、革製品、電子機器、カメラ、ジュエリーなど)は無税で持ち込める。

電子たばこの持ち込み

オーストラリアでは電子たばこは一般的ではなく、国内での購入に関しては医師の処方箋が必要な医薬品扱いとなる。旅行者が持ち込める電子たばこはベイプ(vape)タイプで、2つのベイプ、20個のベイプアクセサリ(カートリッジなど)、液体状のベイプ物質200mlまで無税。加熱式電子たばこに関しては明確な規定はないが、医薬品扱いであることから、持ち込む場合は入国時に必ず税関申告をする必要がある(認められる分量等は滞在日数などを鑑みて、税関検査時に決定される)。ただし無用なトラブルを避ける意味でも、持って行かないに越したことはない。

時差とサマータイム

時差

オーストラリアには通常3つの時間帯がある。東海岸の各州は日本とプラス1時間の差(日本時間に1時間プラス)、中央部は東部とマイナス30分の差(日本時間に30分プラス)、西部(西オーストラリア州)は東部とマイナス2時間の差(日本時間から1時間マイナス)となっている。また、原則として10月の第1日曜から4月の第1日曜まで、ニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、オーストラリア首都特別区(キャンベラ)、タスマニア州、南オーストラリア州ではサマータイム(デイライトセービングと呼ばれる)を実施。これらの州は、この期間さらにプラス1時間となる。ただし、デイライトセービングの採用や期間は各州が毎年決めているので事前に確認すること。

気候

気候

広大なオーストラリアにはさまざまな気候が存在する。一般的に北部沿岸は熱帯で雨季と乾季に分かれ、中・南部沿岸は温帯~冷温帯で四季があり、大陸中央部は乾燥した砂漠気候となっている。年間を通して日差しが強いので、サングラスと日焼け止めクリームは必需品。

シドニー/ゴールドコースト/ケアンズの年間平均気温

シドニー/ゴールドコースト/ケアンズの年間平均降雨量

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

2016年から紙幣が順次、中央部に透かしが入る新デザインに変更されている(写真は新デザイン)。

通貨単位はオーストラリアドルA$とオーストラリアセントA¢(本サイトでは$と¢と表記)。紙幣は$5、10、20、50、100(すべてポリマー幣)で、硬貨は5、10、20、50¢、$1、2の6種類。$1は100¢。2024年7月14日現在、$1は107円。エリザベス2世女王崩御によりコインの表面は順次チャールズ3世の肖像に変更予定。$5紙幣に関してはデザイン変更が予定されている。

税金

オーストラリアではほとんどの商品にGSTと呼ばれる消費税10%がかかる。旅行者は、30日以内に出国する、手荷物として未使用未開封で持ち出す、同じ店で合計$300以上購入という条件の下、帰国の際に空港のTRSブースで所定の手続きをすれば、この税金が戻ってくる。

チップ

オーストラリアはチップを渡す習慣はないとされているが、シドニーやパース、メルボルン、ブリスベンなど都市部の高級なホテルやレストランなどでは、特別なサービスを受けたと感じたときには、チップを渡すのが一般的。

  • タクシー:クレジットカードで支払いの場合は特に必要ないが、現金の場合は料金の端数を切り上げた程度の額。トランクに荷物を入れて、出し入れを手伝ってくれた場合は、やや多めに。
  • レストラン:高級レストランで、サービス料が加算されないときには、10~15%程度。伝票の合計額にチップ相当額を自分で書き足して支払う。
  • ホテル:ルームサービスなど特別なサービスをお願いしたときに、$2~5程度。

電圧とプラグ

電圧

電圧は220/240V、周波数は50Hz。プラグはOタイプ。高圧のため、コンセントに付いているスイッチを入れないと電気は流れない。日本の電気製品を利用する場合、その製品の電圧範囲を調べ240Vまで対応していなければ変圧器を用意する。変換プラグは常に必要。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

オーストラリアの場合、DVDリージョンコードは4、ブルーレイ・リージョンコードはB。日本とはDVDリージョンコード、ブルーレイ・リージョンコードが異なる。そのため、オーストラリアで購入するほとんどのソフトは、一般の日本の機器では再生できない。

郵便

郵便

郵便局Australia Post(オーストラリア・ポスト)は赤いPのマークが目印。窓口業務時間は月曜~金曜の9:00~17:00で、土曜・日曜、祝日は休み(中心部では土曜の午前も営業する郵便局がある)。切手は窓口のほか、郵便局設置の自動販売機などでも購入できる。日本まで航空便なら5~7日で届く。小包は1個あたり20kgまでOK。

郵便料金

日本までの航空便の料金(2024年7月): 封書(はがきを含む)250gまで$3.30、250~500g $11.15。

電話

電話の掛け方

オーストラリアから日本へかける場合

例 : (03)1234-5678へかける場合
STEP1

0011(国際電話識別番号)

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

3(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

日本からオーストラリアへかける場合

例 : ケアンズ(07)1234-5678へかける場合
STEP1

国際電話会社の番号

  • 0033(NTTコミュニケーションズ)
  • 0061(ソフトバンク)
  • 携帯電話は不要
STEP2

010(国際電話識別番号)*

STEP3

61(オーストラリアの国番号)

STEP4

7(州外局番から0を除いた番号)

STEP5

1234-5678(相手先の電話番号)

  • *1.携帯電話の場合は010のかわりに「0」を長押しして「+」を表示させると、国番号からかけられる
  • NTTドコモ(携帯電話)は事前にWORLD CALLの登録が必要。

祝日・祭日

祝日・祭日

祝日は年によって変わるものがある。また日にちが決まっていても、その祝日が土曜・日曜の場合は、月曜に変わり3連休となるのが一般的。オーストラリア大使館のホームページ(URL japan.embassy.gov.au)で確認しよう。

2024年

  • 1月1日 新年
  • 1月26日 オーストラリアデー(建国記念日)
  • 3月29日 グッドフライデー*1
  • 3月30日 イースターサタデー*1
  • 4月1日 イースターマンデー*1
  • 4月25日 アンザックデー
  • 6月10日 国誕生日(2024年)※毎年6月第2月曜(クイーンズランド州は10月第1月曜、西オーストラリア州は9月最終日曜)*1
  • 8月5日 バンクホリデー*2 ※毎年8月第1月曜
  • 10月7日 レイバーデー*2 ※毎年10月第1月曜
  • 12月25日 クリスマスデー
  • 12月26日 ボクシングデー(南オーストラリア州はプロクラメーションデー)
  • *1.年によって日にちが変わるオーストラリア全土の祝日
  • *2.シドニーのあるニューサウスウエールズ州の祝日
  • このほか州によりさまざまな祝日がある。

言語

言語

公用語として英語が使われている。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は一般的な営業時間の目安。

一般企業・官庁

月曜~金曜9:00~17:00。

銀行

月曜~木曜9:30~16:00、金曜~17:00。

  • 9:00から営業する銀行もある。

郵便局

月曜~金曜9:00~17:00。

  • 中心部では土曜の午前に営業する郵便局もある。

ショップ

一般に月曜~金曜9:00~17:30。ただしケアンズ、ゴールドコーストなど観光地では年中無休というところも多く、一部みやげ物屋は21:00過ぎまで開いている。また主要都市には毎週1回レイトナイト・ショッピングデーが設定されており、その日はほとんどの商店が21:00まで営業する。

レストラン

昼食12:00~14:30、夕食18:00~22:00。

  • 店によって異なる。

年齢制限

オーストラリアでは、アルコール類とたばこの購入は18歳以下は不可。若年者でこれらを購入する場合、IDが必要となることもあるので、予定のある人は用意を忘れずに。レンタカーを借りる場合も年齢制限があり(25~60歳という会社もある)、身分証明書代わりにクレジットカードの提示を要求される。カードを所有していない場合、かなりのデポジット(預かり金)が必要となる。

マナー

エスカレーターでは左側に立ち、右側を空ける。列を作るときは一列に並び、先着順に前に進む。タクシーを停めるときは手を横に出す。

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