バッテリー、充電器は、内部部品の改良のため、それぞれメーカーにより実施されます。
メーカーでの改良が終わった改良型バッテリー、改良型充電器を機体へ取りつけることとなります。
内部には「セル」と呼ばれる小さい電池が8個入っています。
またその他にバッテリー監視装置や、配線類などから構成されています。
バッテリーについてはこれらの他、セル及びバッテリーの製造/検査工程の改善も行なわれます。
充電器については、セルへ与えるストレスを軽減するよう、セルの充電、放電の制御方法を変更します。
以下のような格納容器を新たに設置します。
また格納容器の他に専用の排煙ダクトも設置することになります。
青色のバッテリーケースを完全に覆うように、ステンレス製の格納容器を新たに設置します。これにより万一バッテリー不具合が発生してもその影響を完全に封じ込め、他の機体システムへ影響を与えないようにします。
またこの容器の後面にはバーストディスクが取りつけられており、格納容器の内外の差圧がおおよそ15〜18psi (pounds per square inch)を超えるとバーストして開放します。
開放されると排気ダクトを通じて、容器の内部に充満していたガスが機外へ排出されます。