家族の一員である大切なペットをお預かりするにあたり、ご確認いただきたいことがあります。
ANAでは大切なペットが快適に過ごせるよう十分配慮いたしますが、日常生活とは異なる輸送環境は、ペットの健康状態に様々な影響を与え、ペットが衰弱、もしくは死傷することがあります。ペットをお預けいただく前に、必ず以下の内容をご確認いただき、十分にご検討の上、ご利用ください。
下記のいずれかに該当する場合、ストレスや気温の変化の影響を受けやすく体調を崩すおそれがありますので、事前に獣医師にご相談されることを強くおすすめいたします。
長時間、飼い主と離れることに慣れていない
長時間、ペットケージに入ることに慣れていない
短頭犬種である
持病がある
【以下の健康状態にあるペットはお預かりすることができません】
航空機の利用に適した健康状態ではない
妊娠している
若齢(生後4ヵ月未満)である
心臓疾患・呼吸器疾患がある
毎年5月1日~10月31日の夏季期間は、他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こす恐れのある「短頭犬種」のお預かりを中止させていただいております。
ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、ブル・テリア、キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ
チェックイン後、ペットはご搭乗時刻まで空調の効いた場所でお預かりし、航空機の貨物室(バルクカーゴルーム)に慎重にお乗せいたします。室内環境は以下のとおりです。
【照明】
飛行中は照明が消え、暗室となります。
【湿度・温度】
空調機にて温度や湿度を管理しておりますが、外気温などの影響により客室とは環境が異なる場合がございます。 特に夏場は気温や反射熱の影響を受けて高温になることも考えられます。
また、航空機への移動、乗り降りは屋外となるため、夏場や冬場は温度・湿度に大きな変化が生じる場合がございます。
【音】
離陸・着陸時や飛行中は、機械操作音や風切り音がします。
また、航空機への乗り降りの際には、航空機や地上車両の音が聞こえます。
日常生活とは大きく異なる輸送環境においては、お預かりしたペットが衰弱、もしくは死傷することがあります。
過去の死亡事象は「過去の死亡事象について」からご確認いただけます。
ペットの不安やストレスを最小限に抑え、安心してお預けいただけるように、事前の準備をお願いします。
長時間ペットケージの中にいることに慣れていないペットは、ストレスを感じやすいため、ご旅行前に慣れさせておくことをおすすめいたします。
初めて航空機を利用される場合、またご利用に際して心配される場合は、獣医師へ相談されることをおすすめいたします。
【給水器(ノズル式)の設置】
ペットの熱中症や脱水症状を予防するため、また興奮状態を落ち着かせるためにも、給水器(ノズル式)の取り付けが必要です。
給水器は水漏れのないようしっかりフタを締め、ケージに固定してください。
お預けいただける給水器はノズル式のものに限ります。受け皿タイプの給水器は、水がこぼれる恐れがあるためお預かりできません。
【暑さ・寒さ対策について】
夏場はクールマットや保冷剤などの冷却グッズ、冬場は毛布やペット用カイロをご用意いただくなど、暑さ・寒さ対策へのご協力をお願いいたします。
室内で飼育されている犬や猫などはアンダーコート(下毛)が多いケースもございますので、夏季期間のご旅行の際には下毛のお手入れをおすすめいたします。
飼い主の様子の変化をペットは不安に感じることがあります。ご旅行へご出発される際も、いつもと同じ接し方を心がけ、ペットを安心させてください。
【お食事について】
満腹状態、空腹状態は飛行機酔いなど体調を崩す原因になります。食事や水分を与える際は適量を心掛けてください。
環境の変化により、体調を崩されることがあります。到着後は、なるべく安静にしていただくようお願いいたします。
以下の症状がある場合は、獣医師の診断を受けていただくことをおすすめいたします。
下痢
嘔吐
呼吸が荒い
体が震える
食欲がない
散歩・外に出たがらない
不安な様子が取れない
いつもと様子が違う場合 など
[国内線をご利用のお客様へ]
ANAでは、5月1日~10月31日の期間、ペットケージに保冷剤、給水器を取り付けるサービスを行っております。
ご希望のお客様は係員までお申し付けください。