多様な個性を活かした共創アート作品

2024/12/26

ANAエアポートサービス(以下ANAAS)は、2024年12月5日に開催された記念品配布イベントにさきがけ、出張アートワークショップ「DEKAKE Lab.@HANEDA」を開催しました。

出張アートワークショップ「DEKAKE Lab.@HANEDA」で多彩なアート作品を制作

2024年10月2日、ANAASにて、出張アートワークショップ「DEKAKE Lab.@HANEDA」を開催しました。

この日、プロフェッショナルとの『共創』で障がい者の社会参画を進めるクロスチーム(株式会社クロス・カンパニー)*1の協力のもと、東京都大田区の障がい者福祉施設(おおむすび連絡会*2加盟施設)より12名の参加者が羽田空港の会議室に集まり、絵の具でたくさんのアート作品を制作しました。

ワークショップでは、参加者とANAAS社員が一緒にはけやローラーに絵具をつけて思い思いにデザインを描きました。

白い画用紙いっぱいに自由にデザインを制作する参加者とANAAS社員.1
白い画用紙いっぱいに自由にデザインを制作する参加者とANAAS社員.2
たくさんのアート作品が出来上がりました

これらの作品は、羽田空港第2ターミナル5階FLIGHT DECK TOKYO壁面に展示され、空港を訪れたお客様にも楽しんでいただきました。

展示期間:2024年11月22日~12月4日

空港での展示

アート作品を記念品にして搭乗口で配布

このワークショップの約2か月後、クロスチームのプロデザイナーとの共創により、参加者のアート作品をベースにした「ウェットティッシュのふた」を製作しました。このデザインは、ANAらしさを感じていただけるような「空」と「多様なつながり」をイメージしています。繰り返し使用することができ、日々の生活の中でちょっとした彩りになればとの思いから製作しました。

製作した記念品
ボーディングブリッジで記念品をお客様に配布

この「ウェットティッシュのふた」は2024年12月5日羽田空港発台北松山空港行きNH853便の搭乗口で記念品としてお客様に配布されました。

この日のNH853便の機体は特別塗装機「ANA Future Promise Jet」でした。この飛行機内では、同じく障がいのある方のアート作品とクロスチームのプロのデザイナーの共創デザインを採用したオリジナルエプロンを着用した客室乗務員がサービスを行っています。

ANA Future Promise Jet
クロスチームのデザインを採用したオリジナルエプロン

担当者インタビュー

出張アートワークショップ「DEKAKE Lab.@HANEDA」の開催から記念品の製作・配布の企画に携わったANAAS総務部 三浦さんにお話をお伺いしました。

プロジェクトメンバーが記念品を配布するために集合 左端がプロジェクトリーダーANAAS総務部 三浦さん

この一連のイベントのきっかけについて教えてください。

これまでもANAASは社会貢献活動に力を入れてきました。清掃活動や各種イベントなどへの参加を通して地域の方々との交流を図ってきました。今回は大田区の障がい者福祉施設の方々とのご縁もあり、いっしょにワークショップを行うことで交流を深めるとともに、「共創」の力を体感し、多様性を認める文化の醸成につながればと考えました。

今回のイベント以外にも社内で取り組んでいることはありますか?

クロスチーム所属の障がい者アーティスト「チャレンジド・デザイナー®」とプロのデザイナーとの『共創』で生み出されたアート作品の購入や購入したアート作品と同じデザインの寄付型自動販売機設置も並行して進めています。今回のイベントと併せて、社内における共生社会実現に対する共感や積極的に支援に関わっていく環境づくりを推進していきます。

これからさらに取り組んでいきたいことはありますか?

このような取り組みは小さなことでも継続していくことが大切だと思っています。イベントの開催だけでなく、身近な寄付活動の拡大や、社員から実施内容を公募するなど、より多くの社員が参加できるような取り組みを実施していきたいと考えています。

購入したアート作品.1
購入したアート作品.2

ANAグループはこれからも多様性を尊重する共生社会の実現に貢献していきます。

SDGs 8番 働きがいも経済成長も
SDGs 10番 人や国の不平等をなくそう
SDGs 17番 パートナーシップで目標を達成しよう