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高岡山瑞龍寺(こうこうざんずいりゅうじ)

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禅宗様式の伽藍配置が美しい国宝瑞龍寺

中世中国の寺院建築を模して1663年の完成まで約20年の歳月をかけて建立された瑞龍寺。高岡の開祖である加賀前田家二代当主、前田利長の菩提寺です。その荘厳な美しい建築物は、加賀藩百二十万石の財力を示す壮大なものです。山門、仏殿、法堂は近世寺院建築の傑作として富山県内で唯一の国宝に、総門、禅堂、大茶堂、高廊下、北回廊、南東回廊、南西回廊は重要文化財に指定されています。

瑞龍寺 伽藍(がらん)

伽藍とは寺院建築物の総称のこと。瑞龍寺の伽藍は、鎌倉時代に日本に渡来した中国の寺院建築を模して建てられています。その特徴は、総門、山門、仏殿、法堂を一直線上に配列し、左に禅堂、右に大庫裏が左右対称におかれているところ。それら諸堂が回廊で結ばれた建物群は禅宗様式の伽藍配置として壮大な美しさを誇ります。国宝の山門をくぐると、まず見えるのは仏殿。珍しい鉛瓦葺きの屋根や禅宗様建築の形式を表現した外観など、他に類を見ない建物です。また、利長公の位牌が安置されている法堂は、総檜造りの境内最大の建物。絵入りの御朱印を受けられます。

瑞龍寺 ライトアップ

瑞龍寺では、4月・8月の夜にライトアップイベントが行われます。8月の「夜の祈りと大福市」では、建物が色とりどりの光でライトアップされます。4月の「春のライトアップと門前市」では、音と光を組み合わせた演出やプロジェクションマッピングも加わり、より華やかで芸術的です。イベント時には門前に県内外から多くの飲食店等が集まり、「市(いち)」が同時開催されるので、期間中はお祭りのような賑わいです。

前田利長墓所

瑞龍寺から「八丁道」という石灯篭が続く道を10分ほど歩いた先にあるのが、前田利長墓所。大名個人の墓としては最大級の規模を誇ります。戸室(とむろ)石で造られた御廟は、2段で築かれ、側面には狩野探幽の下絵とされる130枚もの蓮華陽刻が施されています。普段は鳥居のところまでしか入れませんが、毎年9月13日に行われる前田利長公顕彰祭では一般公開されます。

観光地詳細

名称 高岡山瑞龍寺
Webサイト http://zuiryuji.jp/別ウィンドウで開きます。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。
所在地 富山県高岡市関本町35
アクセス あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩10分
JR新高岡駅から徒歩15分
能越自動車道高岡ICから車で10分
参拝可能時間 9:00~16:30(冬季期間 12月10日~1月31日:16:00)
閉門時刻の30分前までにご入場ください。
お問い合わせ先 TEL: 0766-22-0179
料金 大人 : 500円、中高生 : 200円、小学生 : 100円

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