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湯沢市岩崎地区

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百数十年継承されてきた醤油蔵が並ぶ岩崎地区 伝統の町で歴史探訪

秋田県湯沢市の北端にある岩崎地区は、1800年代後半から1950年代の古くからの商家が立ち並ぶ歴史の街。そこには、古い醤油蔵や町屋など、かつて交通の要衝として繁栄した町の様子を、現在に伝える建物が点在します。そして、さまざまな伝説が今もなお語り継がれている場所でもあります。

岩崎地区

湯沢市の岩崎地区は、歴史あるエリアです。古くから交通の要衝で、江戸時代(1603-1868)は奉行所(江戸時代の役所)が置かれていました。良質な水を利用した醸造元も数件あり、黒板塀と古い町屋や蔵などが立ち並ぶ風情ある地区です。

石孫本店

1855年創業の醤油醸造元。岩崎の地は醤油造りに適した気候で、水質の良い豊富な水があり、高い品質の醤油を生産してきました。1800年代後半から1900年代初頭に建てられた醸造蔵の2号蔵から5号蔵が、敷地内北から南に向かう道路沿いに並んでいて、雰囲気のある景観を作っています。石孫(いしまご)本店は、岩崎地区の産業の様子を示す貴重な建物として国登録有形文化財に指定された今も、伝統の技術で味噌、醤油を作り続けています。

鹿島様

岩崎地区に数百年前から伝えられている高さ4メートルほどのわら人形で、三体祀られています。古来鹿島様は、邪悪なもの、悪霊、疫病などを退散させる神通力を持っていると信仰され、村の入り口に置かれました。現在も春秋2回衣替えをし、家内安全、豊作を願い、祭りが行われています。この鹿島様は2,000年の歴史を有する日本の稲作農業がもたらした文化の一芸術の民族資料として高く評価され、1986年にはアメリカのスミソニアン協会主催によるフォークライフ・フェスティバルに招かれたこともあり、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館にも納められています。

観光地詳細

名称 湯沢市岩崎地区
Webサイト http://akitayuzawa.jp/midokoro0132.html別ウィンドウで開きます。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。
所在地 秋田県湯沢市岩崎字千年
アクセス 湯沢横手道路湯沢ICから車で約10分
お問い合わせ先 TEL: 0183-73-0415(湯沢市観光物産協会)

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