香港&マカオ
街を散策しながら、多彩なグルメやショッピングを楽しめる香港とマカオ。旅のベストシーズンは乾季にあたる10月後半~2月です。特に10月後半~12月は温暖で湿度が低く、晴天率も高いため街歩きにぴったり。1~2月になると気温が下がりますが、それでも平均気温は15℃前後と日本の初冬くらいのイメージです。空気が澄んでいるので、展望スポットからは連なるビル群を一望できます。特に美しい夜景を楽しむには最適。ビル群がイルミネーションに彩られる香港名物シンフォニー・オブ・ライツも、美しさが増してロマンティックな雰囲気に浸れます。ただし防寒対策を忘れないようにご注意を!
バンコク
年間を通して気温の高いバンコクですが、乾季の11~2月は平均気温が27~28℃に下がり、比較的過ごしやすくなります。雨が少ないため湿度が低く、王宮や寺院を観光したり街歩きを楽しんだりするのに最適な旅のベストシーズンです。世界各国から観光客が訪れるハイシーズンなので、お目当てのレストランやバーなどがある場合は予約をしておくとよいでしょう。特に人気のルーフトップバーは予約が必須です。
11~2月はプーケットやクラビなど西側のビーチリゾートエリアも海の透明度が上がる時期なので、バンコクとリゾートエリアの2カ所滞在というのもよさそうです。
ハノイ
ベトナム北部の都市ハノイは、11~4月の乾季と5~10月の雨季に分けられます。旅行のベストシーズンは、台風シーズンが終わり降水量も減る11~2月頃。特に11月~12月前半は平均気温が23℃前後あり快適です。旧市街を歩いてかわいい雑貨を探したり、グルメを堪能したりするにも最適な季節でしょう。
12月後半からは気温が下がり始め、1~2月の平均気温は17℃前後になります。朝晩は肌寒く感じられるので、薄手のセーターやトレーナーなどがあると安心です。この時期は雨が少なく、世界遺産に登録されているハロン湾クルーズにもよいシーズン。奇岩が連なる美景は感嘆モノですが、風が冷たいので甲板に出るときは羽織るものを忘れずに。
セブ、ボホール
セブはフィリピン随一のビーチリゾートエリア、その隣に浮かぶボホールは自然に恵まれた注目のネイチャーアイランド。どちらも最大の魅力は美しい海や砂浜なので、旅行のハイシーズンは12~5月の乾季になります。なかでもベストシーズンといわれているのが、気温が上がり降水量も少ない1月後半~4月。最も気温が下がる1~2月でも平均気温は26℃以上あり、日中は半袖で快適に過ごせます。ただし朝晩は肌寒く感じられることがあるので、羽織るものがあるとよいでしょう。
乾季の水温は25~26℃なので、本格的に海で遊ぶなら薄手のウエットスーツを着ておくと快適です。
モルディブ
モルディブの乾季は1~4月。北東モンスーンの影響を受け雨が少ない旅行のベストシーズンです。熱帯気候のモルディブは1年を通じて気温が23~31℃ありますが、海洋性のため30℃を超す日でも潮風が心地よく体感温度は低めです。日中は夏服でよいのですが、夜は少し肌寒さを感じることもあるので薄手のカーディガンを1枚持っていくといいでしょう。
海抜1mほどの小さな島々からなるモルディブは、世界的な気候変動の影響を受けやすく、最近では乾季でも雨が多い年があります。
シドニー
オーストラリア最大の都市シドニー。南半球に位置しているので日本とは四季が逆になります。梅雨や雨季がなく、年間を通して晴天日が多いのが特徴です。旅行のベストシーズンは、春にあたる10~11月、もしくは秋にあたる3~5月。平均気温は20℃前後、湿度も低めで快適です。10月後半からは紫色の花をつけるジャカランダが一斉に咲き誇り、シドニーに春の訪れを告げてくれます。美しいビーチが揃うシドニーで海水浴を楽しみたいなら、12~2月がおすすめ。真夏のビーチでクリスマスを楽しめるのもシドニーならではですね。年間を通して日中は日差しが強く、サングラスは必携です。また夏でも朝晩の気温差が激しいので、羽織りもので調節しましょう。
メキシコシティ
メキシコシティのベストシーズンは乾季にあたる11~4月。雨が少ないため、遺跡や歴史地区など屋外の見どころを巡るのに最適です。ただしメキシコシティは標高2240mの高地にあり、日中と夜の気温差が激しいことを覚えておきましょう。例えば12月は最高気温が24℃まで上がりますが、最低気温は10℃ほど。気温差が14℃もあります。着脱しやすい上着を用意して、寒さを感じたら羽織るなど防寒対策をしておくと安心です。
2月下旬から3月上旬にかけては、ジャカランダの開花シーズン。紫の花で染まった並木道を歩くのも楽しみです。
11~4月はメキシコ随一のビーチリゾート、カンクンもベストシーズン。メキシコシティと合わせて訪れるのもおすすめです。
ウィーン(ニューイヤーコンサート)
音楽の都ウィーンの楽友協会・黄金ホールで開催される、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による新年の幕開けにふさわしい伝統と格式に彩られたコンサート。演目は毎年変わりますが、アンコールで演奏される『美しく青きドナウ』からの『ラデツキー行進曲』は恒例。特にオーケストラと観客が一体となる『ラデツキー行進曲』は、全身が震えるほどの感動を与えてくれます。世界中のクラシックファンの憧れでもあり、チケットの入手は困難を極めます。高額になりますが、旅行会社が確保したチケットを購入するかツアーに参加するのが無難です。