春の"子持ち"を食す
滋賀県の大部分を占める琵琶湖には、魚や貝で約50種類の固有種がいるといわれています。コイ科のホンモロコもその一種。通年漁獲されていますが、特に春先がおいしいとされており、高級料亭でも珍重されるほどです。また、この時期は沿岸の比較的浅いエリアを回遊しているため、サオをだしてねらう人も少なくありません。
旬である春先のホンモロコは、産卵期前の状態。地元の漁師たちは、「"子持ち"ホンモロコはサッと素焼きにして食べると絶品」と話します。体長9~14cmの小さい魚ですが、骨は硬くなく、身は淡白すぎず、丸かじりすると旨みがギュッと凝縮されているよう。そこに卵のプチプチという食感が加われば、やみつきなってしまうはずです。
食べ方としては、素焼きにして塩を軽く振るなどのほか、南蛮漬け、佃煮などもポピュラーです。
食べるなら
琵琶湖の固有魚を季節ごとに料理
馳走家 かど脇
住所 |
滋賀県守山市吉見2-2-10 |
電話番号 | 077-582-7331 |
(そのほかのおすすめ店は、琵琶湖の特徴的な魚介類を紹介するサイト(滋賀県農政水産部)、「琵琶湖八珍」に掲載されています)
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- このページの情報は2016年10月現在のものです。