亜熱帯地域特有の魚と入り組んだ地形
沖縄本島の南西にある慶良間諸島は、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島といった島々から成り、沖縄本島からフェリーに乗って1~2時間ほどでアクセスできる。
沖縄は亜熱帯地域特有の魚が数多く生息し、地域全体としても釣りは盛んだ。その中でも慶良間諸島は入り組んだ地形の島々が外洋に面しているという恵まれた条件から、漁港での手軽な釣りはもちろん、磯釣り、ファミリーで手軽に体験できる沖釣り、そして外洋に出ての本格的なトローリングと各種の釣りが楽しめるエリアだ。
ターゲット
カツオ、カジキ、キハダ、シイラといった回遊魚は、対象魚としては本州でも馴染み深いが、大型に出会える確率がはるかに高く、釣れるチャンスも大きいのが特徴。釣り方はパヤオ周りのトップウォーターゲームやジギングがメインになり、キハダやシイラも1mオーバーがねらえる。
そのほか沖釣りなら、タマン(ハマフエフキ)、クチナジ(イソフエフキ)、グルクン(タカサゴ)、ミーバイ(ハタ類)、ガーラ(カスミアジやロウニンアジ)といった、沖縄が本場の魚もターゲットだ。これらの釣りについては、各種のフィッシングツアーを催行している沖縄本島や現地のマリンショップを利用する。
予約なしでも、南国の海を楽しめる
一方、近年、予約なしでも手軽に楽しめる釣りとして注目を集めているのが、岸からのエギングやライトタックルでのルアーフィッシングだ。特にエギングは岩礁帯に回遊してくるアオリイカやコブシメをサイトフィッシングでねらうことができ、時に2kg超の大型が釣れる。イカの姿が見つけられない時も、タックルはそのままで餌木をワームやミノーに替えて岩の上などを通すと、ミーバイの仲間が飛びついてロッドをしならせてくれる。その際は50cmを優に超えるタマンが掛かることもあるので油断は禁物。さらにヨスジフエダイやヤガラなどの、本州ではなかなか出会えない魚種も掛かって来る可能性があるので、どんな魚と出会えるのか、南国ならではのきれいな海でのんびりとした釣りが楽しめる。
この釣り場へのアクセス
慶良間諸島へのアクセスは、那覇空港から那覇市泊港へ移動して座間味島や渡嘉敷島へ。座間味島へは高速船で50分、フェリーで90分。渡嘉敷島へは高速船で35分、フェリーで70分。沖縄本島からのチャーター船で慶良間沖を釣ることもできる。
釣り場情報
〈メジナ〉
シーズン | 通年(台風などにより釣りが不可能な日もあり) |
問合先 | マリンショップ・ハートランド (座間味島。トローリング。TEL: 098-987-2978、http://heartland105.sakura.ne.jp/)、 アイランドパワー(座間味島/沖釣り。TEL:098-987-3255、http://island-power.jp/)、 寄宮フィッシングセンター(那覇/沖釣り・釣具店。TEL:098-832-7149、http://www.yosemiya.jp)、 シーランド本店(北谷町/釣具店。TEL:098-936-1116、http://www.sealand.jp) |
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釣り場情報は2014年度のものです。
- 慶良間諸島の釣りは基本的に通年可能だが、対象魚や台風などの影響により変動あり。沖釣りの予約や釣果情報に関しては、各種マリンショップや釣具店に事前に問い合わせ必要。