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【山形県・小国川】良質な藻によって育まれた献上魚が泳ぐ東北きってのアユの名川

味、香り、姿の三拍子揃ったアユ

最上川支流の小国川は、東北きってのアユ名川として知られる。日本海からソ上した天然アユは澄んだ流れの良質な珪藻を食んで育つ。当地で釣れる「松原アユ」は、味、香り、姿の三拍子揃ったアユとして明治天皇巡幸の折に献上された歴史もある。

一関大橋上流にある経壇原の瀬は大石底の流れで好ポイントが多い

良質なアユのとりこになる

アユ釣りは例年7月に解禁を迎える。9月を過ぎるとアユは産卵に向け下流に落ちていく。短い夏に命を燃やすアユたちが釣り人をとりこにする。釣り場は赤倉温泉周辺から下流は最上川との合流点まで。温泉街のある上流部は放流魚が主体だが、小国川産の親魚を県の栽培漁協センターで育てた良質なアユである。下流部は比較的平板な流れだが、ところどころ大石が配されたエリアもあり変化に富む。天然魚が多く数釣りが楽しめる。

ブランド魚「松原アユ」を育てる松原地区の流れ
小国川のアユは鱗がきめ細かく香りが強い
時には束(100尾)を超えるような釣果が出るポテンシャルを秘める

多くの魚がソ上する貴重な清流

小国川にはアユだけでなくヤマメやイワナも豊かである。アユとともにヤマメの降海型であるサクラマスもソ上してくる。山形の内陸部にあって海からソ上してくる魚の多い貴重な清流なのだ。

小国川のヤマメ釣り。新緑の候に大淵で大ものをねらう
小国川のヤマメ釣り。新緑の候に大淵で大ものをねらう
Souichirou Ura Photo
パーマークのくっきりと出た精悍な尺ヤマメ
パーマークのくっきりと出た精悍な尺ヤマメ
Souichirou Ura Photo
ペアリングしている産卵間近の風景。この先何年も命をつなげる川であってほしい
ペアリングしている産卵間近の風景。この先何年も命をつなげる川であってほしい
Souichirou Ura Photo

由緒ある温泉地

歴代の天皇皇后が滞在してきた瀬見温泉の朝

流域には瀬見温泉、赤倉温泉と出湯があり宿に逗留して釣りを楽しむ人も多い。瀬見温泉は源義経ゆかりの地で、湯煙立ちのぼる大岩を弁慶が長刀で砕くと温泉が出たという伝説が残る。ここは山形県を訪問した歴代の天皇皇后が何度も宿泊されている由緒ある温泉地だ。舟形橋から一の関大橋までの区間は河川公園が広がる。家族連れのアユ釣りファンもキャンプがてらの釣りが楽しめる。釣ったアユをその場で塩焼きにするのは最高だ。

天然ソ上のアユが多い下流部は一関大橋周辺。
左岸側には河川公園が続き、キャンプと釣りが楽しめる
瀬見温泉は源義経が逃亡の際に訪れたといわれる伝説の地
瀬見温泉名物の日曜朝市。浴衣姿の温泉客が新鮮な地の幸を求めてやってくる

この釣り場へのアクセス

小国川

庄内空港からのアクセスは日本海東北自動車道・酒田ICで降りてR47を新庄方面へ進み、R13を右折して舟形方面へ南下。舟形橋を渡って左折すると瀬見温泉のある上流部となる。

釣り場情報

〈小国川/アユ〉

釣り場 山形県舟形町~赤倉温泉
解禁期間 7/1~12/31
遊漁料 日釣券1,800円、年券9,000円
管轄漁協 小国川漁協(TEL:0233-32-2892)
取扱店 小国川観光(舟形町。TEL:0233-32-3280)、
下山久伍(経壇原。TEL:0233-32-3309)、
沼沢友治(瀬見温泉。TEL:0233-42-2140)
交通 庄内空港から日本海東北自動車道を走り、酒田ICで降りてR47を新庄方面へ。
R13を右折して舟形方面へ南下。舟形橋を渡って左折すると瀬見温泉のある上流部となる

〈小国川/ヤマメ〉

釣り場 山形県舟形町~赤倉温泉、白川
解禁期間 3/1~9/30
遊漁料 日釣券1,200円、年券6,000円
管轄漁協 小国川漁協(TEL:0233-32-2892)
遊漁券取扱店 小国川観光(舟形町。TEL:0233-32-3280)、
下山久伍(経壇原。TEL:0233-32-3309)、
沼沢友治(瀬見温泉。TEL:0233-42-2140)
交通 庄内空港から日本海東北自動車道を走り、酒田ICで降りてR47を新庄方面へ。
R13を右折して舟形方面へ南下。舟形橋を渡って左折すると瀬見温泉のある上流部となる
  • 釣り場情報は2014年度のものです。
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