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    掲載日:2022.11.18

    氷上ワカサギ釣りと多彩なアクティビティで輝きを増す冬の阿寒湖

    北海道の道東エリアのほぼ中央に位置する阿寒湖。冬もさまざまなアクティビティが体験でき、歴史ある温泉に浸かって、先住アイヌ民族の文化に触れることもできます。この季節ならではのユニークな旅が待っています。

    ホテルの前で釣れる美味しいワカサギ

    冬の雄阿寒岳と結氷した阿寒湖。ここで多彩なアクティビティが体験できる

    北海道の道東エリアのほぼ中央に位置する阿寒湖。特別天然記念物のマリモも生息地する湖は、全域が阿寒摩周国立公園に指定され、湖の南側には北海道でも有数の観光温泉地である阿寒湖温泉があります。夏に訪れても素晴らしいエリアですが、阿寒湖が結氷する冬も見逃せないシーズン。この季節ならではユニークな体験が待っています。

    冬になると設置される湖上のワカサギ釣り用テント                                     

    人気のアクティビティの一つが氷上のワカサギ釣りです。ワカサギ釣りができるのは、例年、1月から3月までの間ですが、阿寒湖のワカサギは数が多く、マリモも育つきれいな湖を泳いでいるので食べても美味しいことで有名。シーズン中は、温泉街近くの湖上(通称「ホテル前」)に、ビニールハウスやテントが多数設置され、必要な道具一式を借りて誰でも釣りを楽しむことができます。

    観光客でも気軽にワカサギ釣りが楽しめる                                                                         

    料金は道具一式のレンタルと釣り場を管理する漁協に支払う遊漁料、さらに釣ったワカサギを天ぷらにしてもらえるサービスが付いたもので1,650円(税込)。釣り方は針に餌のサシを付けたら仕掛けを穴に入れ、オモリが底に着いたら少しリールを巻いて、糸を張った状態でアタリを待ちます。アタリはサオ先がピクピクと小気味よく動くのが合図。すかさずあおると魚が掛かるので、あとはリールを巻いてワカサギと対面するだけです。氷の穴から白く輝くワカサギが連なって出てくると心が躍ります。そして自分で釣ったワカサギは味も格別。大人も子供も笑顔になれること間違いなしです。

    氷の下に泳ぐワカサギは色白で食べても美味                                                                      
    釣ったワカサギはその場でホクホクの天ぷらにしてもらえる                                                                  

    たくさん釣るコツは、何よりも餌をこまめに付け替えること。また、ワカサギは朝のほうが釣れやすく、日中になるとアタリがあっても針に掛かりにくくなることがありますが、そんな時は底にオモリが着いた状態で糸を少したるませると釣れやすくなるのでぜひ試してみてください。また、針に付けた餌のサシをハサミで半分に切り、中のエキスが出るようにしてワカサギを寄せるのも効果的です。

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