掲載日：2021.06.10
ビギナーに優しいおすすめ釣り場。三浦半島のレンタルボート釣り
神奈川県の三浦半島には、ビギナーでも挑戦できる海のボート釣り場が複数あります。なかでもチャレンジしやすいシロギス釣りを例に、実際の利用法や楽しさを紹介します。
おすすめはシロギス釣り
ボート釣りの中でも船舶免許等が不要で、誰でも気軽に挑戦できるのが、手漕ぎのレンタルボートを利用する釣りです。岸からではなかなか届かない、少し沖のポイントを自由に釣れ、遊漁船による船釣りとは違って、最終的に仕掛けを下ろす場所（どこで釣るか）を自分で決めるので、魚が釣れた時には格別な達成感を味わえます。
首都圏からのアクセスもよい神奈川県の三浦半島は、東が東京湾、西が相模湾に面しており、そんな釣りを楽しめる場所がいくつかあります。
春から秋にやってみるなら、おすすめはシロギス釣りです。シロギスは岸から比較的近い砂地を回遊しているので、どのボート釣り場でも最もねらいやすい対象魚となっています。水深も10ｍほどまでの深さをねらえば十分。エサはどこでも入手しやすいアオイソメが使え、それでいて、陸からの釣りに比べてはるかに探れる範囲は広くなります。もちろん、新鮮なシロギスは、刺身、天ぷら、フライと、食べて美味しいのも魅力です。
必要な道具は基本的に持参することになりますが、ボート店で「初めてなのでシロギスを釣ってみたい」と相談すれば、おすすめのものをアドバイスしてくれます。参考にレンタルボートからのシロギス釣りだと、リールはPEライン0.8～1.5号を100ｍほど巻いたスピニングリール、サオがオモリ負荷8～25号程度で、長さが1.8～2ｍくらいのシロギス釣り用ロッドといった組み合わせになりますが、これらは釣り船からのシロギス釣りでも使用できます。
レンタルボート利用の基本
釣り具のほかには、釣った魚を入れるクーラー、中に入れる氷または保冷剤は必需品です。また、ボートの上は日陰がないので、日焼け止めはしっかり塗り、帽子は忘れないようにしましょう。三浦半島のボート釣り場はどこも人気が高く、休日は定員が埋まってしまうことも少なくないので、まずは電話で予約を。
釣りをする時間帯は、基本的には遊漁船の釣りと同じで、だいたい朝6時頃から受付・出船が始まり、終了が昼の3時頃です。ボートを漕いで岸まで戻って来る帰岸時間で指定されますので、釣りに夢中になりすぎてうっかり遅れないように気を付けましょう。特に午後は風が強まることも多いので、余裕のある行動を。
ボート店によっては、おすすめのポイント付近まで、動力の付いたボートで曳航してくれる場合もあります。トイレに戻る際は、曳航してくれる所もあれば、自分で岸に戻るのが前提の所もありますので、事前によく確認しておきましょう。いずれにしても、万一の緊急連絡の際は携帯電話が必須になりますので、忘れないようにしましょう。
