次は、今年の4月10日から一般公開になった河原田家を訪問。河原田家は関ヶ原の戦い後に、芦名氏の重臣として角館に移り、その後は佐竹北家に仕えた家柄です。
現在の家屋は明治24年に建てられ、納戸と座敷、定居、中ノ間が「田」の字形に配置された、この地方の典型的な武家屋敷様式を残しています。なかでも、座敷から座って観た時に最も美しく見えるように設計されたという庭は圧巻。縁側に座って、新緑と石苔の緑のコントラストに目を奪われる庭園美を鑑賞することができます。河原田次繁が宮沢賢治から結婚祝いに贈られたユリノキも、庭のシンボルになっています。
屋敷には文庫蔵と米蔵があり、いずれも主屋と屋根続きの内蔵形式で積雪時でも自由に出入りができる造りに。雪国ならではの、独特の建築様式を随所に見ることができます。米蔵には、河原田家ゆかりの品々が展示されていて、こちらも必見。武士の階級によって屋敷の造りや広さが異なるので、いくつかの武家屋敷を見比べてみるとおもしろいですよ。
- 河原田家
-
住所: 秋田県仙北市角館町東勝楽丁9
電話番号:0187-55-1500
営業時間:9:00~17:00(入館16:30まで)/12月28日〜1月4日休
観覧料:大人300円、小人150円(ともに税込)
14:00 デカ盛りフルーツパフェを堪能
武家屋敷巡りを楽しみ、この辺でちょっと休憩を。と、やってきたのは「フルーツパーラー角館さかい屋」。こちらは八百屋に併設されたフルーツパーラーなのですが、ここのパフェが「とにかく凄い!」とSNSで話題に。
さっそくオススメのパフェを注文すると、運ばれてきたのはこぼれ落ちそうなほどにマンゴーが盛られたマンゴーパフェ。てっぺんにはハイビスカスが咲いていて、トロピカルムード満載な盛り付けに食べる前からテンションが上がります。
「最後まで飽きないで食べられるように」と、間に挟むソフトクリームは甘さ控えめ。マンゴーソースやロールケーキなど、食べ進めるとさまざまな食感や甘さが楽しめる工夫がいっぱいです。パフェの組み合わせ、デコレーションは、全て店主が考案しているのだそう。
「最初はお茶を飲みながらフルーツを試食してもらおうと喫茶スペースを作ったんですが、試しにパフェを出してみたら、『普通に作っても面白くない』と主人が凝りはじめて、今の形になりました」と、笑って話す女将さん。
マンゴーのほかにも、旬のフルーツを使ったパフェがラインアップ。毎年大人気の夏限定で登場するスイカの器に入ったかき氷、約10種類の旬のフルーツが入ったゼリー「フルーツ玉手箱」など、どのメニューも期待を裏切らぬインパクトとおいしさです。角館観光の合間に、SNS映え必至の冷たいスイーツで、ひと息つきに訪れてはいかがでしょうか?
- フルーツパーラー角館さかい屋
-
住所:秋田県仙北市角館町中菅沢92-81
電話番号:0187-54-2367
営業時間:9:00~18:00(フルーツパーラーは9:30~17:00)/不定休
15:30 田沢湖で湖畔をお散歩
角館から車を走らせること約30分、田沢湖に到着しました。水深423.4mの田沢湖は日本で最も深い湖で、美しいルリ色の湖面がとても神秘的。今年から登場した電動キックボードで湖畔を散歩しながら、シンボルの「たつこ像」や「御座石神社」などのスポットを巡るのもおすすめです。
アクティビティも充実していて、この夏はフィンランド式の湖畔サウナを再現したテント式サウナ「サンセット・ハーバルサウナ」(完全予約制)が人気。サウナで火照った体のまま水風呂代わりに湖にダイブする、最高のリトリート体験がサウナーたちに評判です。