いつも心地よい風吹くハワイへ
「ハワイでは雨や風を表す言葉が100語以上もあるといわれている。」そんな話を聞いて、いつかきっとハワイに行こうと心に決めたのは、もうずっと昔のことです。初めてのオアフ島は、朝も昼も夕べも、いつも心地よい風が吹き渡っていました。
コロナ禍で、いつになったら再びハワイへ行けるのだろうと、その日が来ることを心待ちにしています。そのような中、最近ハワイ出張でANAを利用されたAさんにお話を聞く機会がありました。
ハワイでは少しずつ規制緩和が進み、街も賑わいを取り戻しつつあるようです。
ハワイへの渡航手続きは?
編集部:コロナ禍がまだ完全に収束しない現在、ハワイへの渡航にはこれまでとは違った手続きが必要ですよね?
Aさん:旅券を申し込むと、ANAから事前に渡航に必要な書類や情報(ハワイ州保健局指定PCR検査機関リスト、ハワイ州事前検査プログラムの登録等)を集約した出発前案内メールが送られてくるので、特に自分で情報収集する手間もなく、スムーズに手続きが進みました。もし同行者がいらっしゃるなら、準備に漏れがないかどうか、お互いに確認し合うといいと思います。
編集部:羽田空港での搭乗手続きはスムーズでしたか?
Aさん:コロナ禍で渡航書類等の確認事項が増え、搭乗手続きの待ち時間は以前より長くなりました。でも係員の方はとても丁寧に対応してくださいました。事前に必要な書類を、クリアファイルなどにまとめておくとよさそうです。
ホノルル線には専用の事前検疫審査(プリクリアランス)カウンターが設置されていて、ここでANAスタッフに検疫に必要な情報を確認してもらうと、ハワイ到着時にハワイ州検疫係員による自己隔離免除のための手続きが不要となります。入国に必要な時間が大幅に短縮されて、とても便利だと思いました。
いずれにしても出入国には通常より時間がかかると心づもりして、余裕を持って空港に向かうことをおすすめします。
編集部:現在は羽田空港、ホノルル空港のいずれも、免税店は営業していませんね。
Aさん:そうなんです。でも機内販売で免税商品を取り扱っているので、ちゃんとお土産も購入できて、大満足でした。シートモニターからオーダーができるので、衛生面でも安心できました。
賑わいを取り戻しつつあるワイキキ
編集部:現地の様子はいかがでしたか?
Aさん:ホノルル空港もワイキキビーチもアメリカ本土からの観光客で賑わっていて、ワイキキビーチ近辺では行列ができているレストランもありました。コロナ禍前の日常が戻ったように思えました。海外からの観光客はまだまばらでしたが、市内は観光客が多いので、夜の時間帯も治安を気にせず、ぶらぶらと街歩きを楽しめます。
編集部:印象に残っていることはありますか?
Aさん:なんといっても「Marukame UDON Waikiki(丸亀製麺)」に、営業開始前から大行列ができていたことです。コロナ禍で閉店になったお店もたくさんある中、丸亀製麺に限らず、頑張っている日本食レストランは大きな人気を呼んでいるようです。
編集部:コロナ禍においての海外渡航に不安はありませんでしたか?
Aさん:現地のワクチン接種も順調に進んでいるようですし、ホテルやレストランなども感染対策がしっかりとられているので、安心して観光もできると思います。
実は観光需要の回復に伴って、現地ではすでにレンタカー不足が心配されています。早めの予約や、送迎サービスなどの代替手段を検討されるといいかもしれません。
編集部:帰国後2週間の隔離期間はどのように過ごされましたか?
Aさん:会社のテレワーク制度を利用し、自宅での隔離期間中も仕事に支障はありませんでした。仕事のない週末はYouTube動画を見ながらトレーニングをしたり、配信サービスで映画を見たり。オンとオフを上手に切り替えながら過ごすのがコツですね。
コロナ禍の収束がまだ見えない中の出張でしたが、良い気分転換にもなり、もう少し頑張ろうという大きなモチベーションをもらいました。
感動的なサンセットに会える日ももうすぐ
私たちが安心してハワイへ旅立てるように、ANAが確かな情報提供やさまざまなサポート体制を敷いている様子が、Aさんのお話からわかりました。ダイヤモンドヘッドを望み、カイルアビーチで波とたわむれ、アラナモアナセンターでショッピングとグルメを楽しむ。再びハワイ旅行ができる日も、そう遠くはなさそうです。