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    掲載日:2021.09.30

    【感動ふくしま】歴史をたどるタイムトリップへ

    平安時代の雅な世界、江戸時代の活気、白虎隊の誇り、そして東日本大震災からの復興の足跡まで。歴史とは単なる過去ではなく、今をつくり未来の希望へとつながるもの。それを実感できる福島の旅へとご案内いたします。

    過去から未来へつながる福島の旅

    大内宿
    茅葺き屋根が連なる大内宿は、紅葉の季節も素敵。そぞろ歩けば、まるでタイムスリップしたかのよう

    歴史を軸に福島をめぐってみると、これまでとはまた違った味わい深い旅をすることができます。平安時代の雅な白水阿弥陀堂、江戸時代の活気ある大内宿、幕末の白虎隊、そして東日本大震災・原子力災害伝承館。
    歴史をたどりながら福島のそこここを歩いていると、歴史とは単なる過去ではなく、今をつくり、そして未来の希望へと繋がっているのだということをしみじみ実感するのです。

    雅な世界へトリップ

    ライトアップされた白水阿弥陀堂
    CMにも起用された白水阿弥陀堂は特に紅葉の美しさで知られる。ライトアップされた姿も趣深い

    現在、東北地方に残る平安時代の建築は3つですが、そのうちのひとつが、願成寺にあり、県内唯一の国宝建造物でもある白水阿弥陀堂です。阿弥陀堂に安置された阿弥陀如来像をはじめとする五体の仏様に手を合わせたら、極楽浄土を思わせる庭園へ。春を知らせる梅の花から秋の紅葉まで、どの季節の庭園もため息が出るような美しさです。中でも7月に花を咲かせる古代蓮は、それは見事。見ていると心が浄化されていくようです。

    白水阿弥陀堂

    住所:福島県いわき市内郷白水町広畑221
    TEL:0246-26-7008
    営業時間:4月~10月 8:30~16:00/11月~3月 8:30~15:30(毎月第4水曜、12月20日~31日など休)
    ウェブサイト:白水阿弥陀堂

    冬の大内宿
    茅葺屋根にこんもりと雪をたたえ、白一色に染まる冬の大内宿も情緒たっぷり

    大内宿へと足を運べば、江戸時代にタイムスリップ。南会津にあるここは、かつて会津と日光を結ぶ下野街道の宿場町として栄えました。街道の両側には30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並び、往時の姿を今にとどめています。毎年7月2日に五穀豊穣を祈願して行われる半夏祭りは観光客で大賑わい。雪に覆い尽くされた町を真冬の花火が照らし出す雪まつりには寒さを忘れ見入ってしまいます。

    白虎隊の心意気へトリップ

    鶴ヶ城
    白虎隊とゆかりの深い鶴ヶ城。特に桜の季節は賑わいを増すが、紅葉のシーズンも美しい

    会津と聞いて、誰もがすぐに思い起こすのは白虎隊ではないでしょうか。会津藩士の子息による玄武・朱雀・青龍・白虎の隊のうち、16、17歳を中心とした最も年若い隊士によって編成されたのが白虎隊でした。彼らが戊辰戦争による戦いで最後に辿り着いたのが飯盛山です。水路を伝って敗走してきた隊士がくぐったと言われる洞門や、鶴ヶ城を見下ろす山腹にたたずむ十九士の墓を巡ると、命を賭して一心に戦った若者たちの魂に祈りを捧げずにはいられません。

    鶴ヶ城

    住所:福島県会津若松市追手町1-1
    TEL:0242-27-4005
    営業時間:8:30~17:00(16:30入場締切)
    ウェブサイト:鶴ヶ城

    会津武家屋敷
    会津武家屋敷。秋たけなわの頃には紅葉の美しさもたのしめる

    歴史感動ミュージアム 会津武家屋敷も、ぜひ訪れたいスポット。武家屋敷をはじめ重要文化財の旧中畑陣屋、数寄屋風茶室など歴史的な建造物が一堂に会しています。ここに来ると当時の人たちの暮らしぶりが身近に感じられ、幕末の会津の悲劇もよりリアルに胸に迫ります。

    歴史感動ミュージアム 会津武家屋敷

    住所:福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
    TEL:0242-28-2525
    営業時間:4月~11月 8:30~17:00/12月~3月 9:00~16:30
    ウェブサイト:歴史感動ミュージアム 会津武家屋敷

    涙を拭いて未来へトリップ

    野口英世記念館
    猪苗代湖のほとりに建つ野口英世記念館。野口の研究は世界中の人々の命を守ることにつながった

    福島県を代表する偉人といえば明治期に活躍した野口英世です。千円札の肖像として知られていますが、細菌研究で実績を積み、かつてはノーベル賞候補にも数えられました。野口英世記念館では、子供の頃に大火傷を負った生家の囲炉裏も再現され、野口英世の原点に触れることができます。また細菌や感染症のあゆみ、野口英世の多忙な1日などを楽しく学ぶことができ、人の情熱が未来を変えるよすがとなることを伝えてくれます。

    野口英世記念館

    住所:福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81
    TEL:0242-65-2319
    営業時間:4月~10月 9:00~17:30(入館締切17:00)/11月~3月 9:00~16:30(入館締切16:00)(年末年始は休)
    ウェブサイト:野口英世記念館

    またそぞろ歩きが似合う会津の七日町通りも、江戸から明治、大正、昭和に至る歴史の跡があちこちに遺されている場所。歴史を意識しながら歩いてみると、違った魅力が味わえます。

    東日本大震災・原子力災害伝承館
    災害と復興の様子を展示した東日本大震災・原子力災害伝承館が伝えるのは、未来への希望でもある

    福島だけでなく、私たち自身の未来に向けて重要な意味を持つのが東日本大震災・原子力災害伝承館です。大震災当時の災害の状況やその後の復興過程をつぶさに知ることができます。
    ここに来ると、災害大国に生きる日本人の一人として、決してこの震災を忘れてはならないという思いを強くします。この震災の記憶や記録、経験や教訓どう未来に生かすかは私たち一人ひとりに託されているのだと、あらためて感じるのです。

    東日本大震災・原子力災害伝承館

    住所:福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39
    TEL:0240-23-4402
    営業時間:9:00~17:00(入館締切16:30)火曜(火曜祝日の場合は翌平日)・年末年始は休
    ウェブサイト:東日本大震災・原子力災害伝承館

    歴史を知れば知るほど、福島への愛着も増してゆきますね。「もっと福島を応援したい」「もっと福島を味わいたい」。そんな気持ちが湧いてきたら、地域へ寄付をしながらマイルも貯まる「ANAのふるさと納税」のページも覗いてみてください。福島県は返礼品の種類も充実しているので、それを眺めているだけで旅の記憶も蘇ってきます。

    ライター:若林 葉子

    メインビジュアル:福島県唯一の国宝建造物、白水阿弥陀堂。池に咲き誇る蓮が有名だが、紅葉の美しさも見事

    福島を旅する

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