絶景・グルメ・宿泊を満喫。紅葉ロープウェイから始まる秋の旅

「箱根ロープウェイ」は全長4kmの路線です。早雲山駅を出発し標高1,044mの大涌谷まで至る「早雲山線」、大涌谷駅から樹海の中の姥子駅を経由し芦ノ湖の畔である桃源台駅まで至る「桃源台線」の2路線があります。乗車時間は各駅間最大で15分。早雲山駅から桃源台駅までの2路線4駅を乗り通すと45分の絶景の旅となります。

ゴンドラ車両は側面のすべてがガラス張りのため、大涌谷や富士山、芦ノ湖などが360°見渡せます。なかでも早雲山線は、噴煙立ち込める大涌谷の真上を通過。地上からの高さも最大130mほどあり、蒸気の中を進む様子は迫力満点です。紅葉は10月中旬頃から色づき始め、10月下旬から11月中旬までが例年の見頃です。

紅葉の時期は桃源台線への乗車が特におすすめです。大涌谷～姥子間では富士山と箱根外輪山の紅葉が一望でき、姥子～桃源台間では周辺の樹海の色づきを至近距離で楽しめます。時間があれば早雲山線にも乗車し、大涌谷周辺の火山性ガスによって立ち枯れた木々とのコントラストを見るが通の楽しみ方。沿線の樹種は多岐に渡り、赤・黄色・緑が織りなすモザイクアートのよう。箱根ロープウェイならではの錦秋が広がります。

それぞれの駅に立ち寄って、休憩や買い物もできます。早雲山駅のテラスには無料の足湯があり、大涌谷駅には「大涌谷カレー」が食べられる大涌谷駅食堂があります。

箱根ロープウェイ強羅駅から車で約15分の「WOODSIDE dining」では、駿河エリアの新鮮な食材が厳選して仕入れられ、オープンキッチンで調理したでき立ての料理がいただけます。毎朝工房で焼き上げるホテルメイドのパンや、専属のパティシエが毎日作るスイーツなどが自慢。自然に囲まれた開放感のあるダイニングで食事が楽しめます。ディナーは季節ごとにかわる本格的なフレンチのコース。ランチは3つの選べるコースメニュー。朝食はシェフ特製の料理が並ぶブッフェを用意。ランチとディナーは、ソムリエがご提案するペアリングとのマリアージュも楽しめます。

ランチコースはA・B・Cの3タイプが用意されています。ランチコースA（3,300円・税込）は予約不要で14時までの入店で注文できるコース。前菜、メイン、プティ・デザート、自家製パンにコーヒーまたは紅茶がついた5品がいただけます。

ランチコースB（5,500円・税込）は13時までの入店で注文できる10食限定のコース。前菜、スープ、魚料理、しらなみ熟成豚のグリル、パティシエ特製デザート、自家製パンにコーヒーまたは紅茶がついた6品がいただけます。ランチコースC（7,700円・税込）は前日17時までの予約で注文できる全9品のフルコース。いずれも一流シェフの味が堪能できます。

「ホテルインディゴ箱根強羅」は、ダイナミックな山々に代表される自然と、皇室や政財界・文化人に愛された箱根の伝統工芸や歴史にインスパイアされたホテルです。大胆なアートワークとサプライズのあるおもてなしが特徴。ラグジュアリーホテルのような堅苦しさもなく、自分の居場所として気軽に普段使いできる雰囲気があります。

客室は、全室にプライベート温泉が完備され、大浴場は水着着用・男女共用のサーマルスプリング。旅館とは違った感覚で温泉が楽しめるようになっていて、若い世代に人気です。

食事はレストラン「リバーサイドキッチン＆バー」でいただけます。箱根の間伐材を薪グリルの材料として使い、地元食材を中心にしたグリル料理は絶品。ディナーは薪グリルのディナーコース、朝食は和洋どちらかがチョイスできるようになっています。

こちらのホテルを訪れたら、チェックイン後にサーマルスプリングや客室風呂で温泉を堪能した後は、ぜひ近隣を観光したり散歩を。ホテルに戻ったらゆっくりバーで食前酒を楽しみ、ディナーコースを味わいましょう。よく眠った翌朝は朝食をいただき、中庭の足湯＆カフェでコーヒーを楽しむのがおすすめです。