コンテンツへ

    掲載日:2021.10.22

    すべてのお客様に向けて、フレンチのシェフが手がける健康メニュー

    第一線で活躍する著名なシェフとANAシェフチームで構成する「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」が、このたびANAの健康メニューをリニューアルしました。果たして、そこにはどのような想いが込められているのでしょうか。メニュー内容もあわせて企画担当者に伺いました。

    有名シェフ監修の料理が特別機内食に登場

    前菜「紋甲イカと白こんにゃくレモングラス香るカリフラワーピューレ 生野菜のガスパチョソース添え」
    メイン「チキンのバプールとマッシュルームのピューレ 彩野菜とキヌアのサラダ仕立て」
    デザート「紅茶のゼリー」

    これは、私がぜひ食べたいと思っているお料理のメニュー。といっても、どこかのレストランの話ではなく、ANAの特別機内食のことなのです。実は、有名シェフとのコラボレーションによるもので、2021年10月1日(金)より、ANA運航便 日本発の国際線に導入されました。

    すべての人にとって機内食の選択肢が広がる

    今回の特別機内食は、苦労を重ねながらも強い想いがあって実現したといいます。そこで、企画の背景やメニューのポイントなどについて、商品企画の担当者に伺いました。

    まず、特別機内食とはどのような食事のことをいうのでしょうか?

    「スペシャルミールとも呼ばれる特別機内食は、すべてのお客様の嗜好や食習慣に寄り添うことを目的にご用意しているお食事を指します。ANAグループでも、アレルゲン対応のお食事、お子様向けのお食事、野菜を中心としたお食事、宗教的な約束事に配慮したお食事、健康に配慮したお食事といった多様な種類をご用意しています」

    では、この企画がスタートした理由をお聞かせください。

    「ANAでは、すべてのお客様にお食事をより楽しんでいただけるように『食のユニバーサル化』に取り組んでいます。その一環として、もともと20種類以上もある特別機内食に着目し、誰もがオーダーしたくなるような魅力的なメニューの開発に取り組んだのです。そして、特別機内食としては初めて有名シェフとのコラボレーションメニューを導入しました」

    特別機内食は、誰でも頼めるものなのですね。

    「はい、その通りです。昨今、食の嗜好として健康志向が高まっているので、食事制限のある方だけではなく、お客様の多様な食習慣に寄り添ったお食事として特別機内食をご提供できればと考えています。ですから、体にやさしい健康メニューとして、すべてのお客様の選択肢の一つと捉えていただければ嬉しいです」

    有名シェフとのコラボレーションは、以前から行っていましたか?

    「はい。2013年9月に、著名なシェフとお酒のプロフェッショナル、およびANAシェフチームで構成する『THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)』を立ち上げて、ANAにおける機内食と飲み物をプロデュースしてきました。ただし、今回のように特別機内食メニューにてコラボレーションを実施するのは初めての挑戦でした」

    今回のメニューを手がけたシェフはどなたですか?

    「フレンチレストラン『ランディス台北 Paris 1930 de Hideki Takayama』のカリナリーディレクター、髙山英紀氏です。髙山シェフは、『料理のオリンピック』と称されるボキューズ・ドール国際料理コンクール アジアパシフィック大会において、日本チームを率いて2度の優勝を果たしたフレンチの名シェフです。また、もともと健康食や介護食などにも積極的に取り組まれていて、幅広いお客様の嗜好に沿ったメニューを考案されていました。そうした髙山シェフのこの分野に対する強い想いと、食のユニバーサル化に取り組むANAの想いが一つになり、今回のコラボレーションが実現しました」

    今回のメニューを監修したシェフの髙山英紀氏

    メニュー内容について教えてください。

    「低糖質(DBML)・低脂肪(LFML)・低カロリー(LCML)のお食事は、前菜、メイン、デザートがそれぞれ同一で、冒頭に挙げられたものにあたります。特に目を引くメインは、きのこのクネルと鶏胸肉を合わせて蒸しあげたものに、ガーリックとエシャロットのコンフィ、黒胡椒の風味を利かせたマッシュルームのピューレをつけて召し上がっていただく一品。ほどよい酸味のキヌアサラダも味わっていただけます」

    低糖質(DBML)・低脂肪(LFML)・低カロリー(LCML)のお食事のメインは、鶏胸肉を柔らかく蒸した一品

    「低塩のお食事(LSML)の前菜は『トマトのジュレとアスパラガス カリフラワーとともに ブロッコリーのピューレとスナップエンドウ 蓮根を添えて』、メインは『チキンのロースト蜂蜜ビネガーとオニオンコンフィー雑穀物を添えて』、デザートは『紅茶のゼリー』です。こちらの前菜とメインは、ともに食感を生かし、よく咀嚼することで旨みが引き出されるようにしました。特にメインディッシュは、チキンのソテーに蜂蜜とビネガーで旨みと酸味を加え、さらに柑橘の香るスパイスを振り、オニオンコンフィーと幾重にも味を積み上げています」

    低塩のお食事(LSML)では、チキンのローストがメインディッシュに

    メニューづくりで苦労したことはありますか?

    「機内食開発にあたっては、機内という特殊な環境下ならではの制限等があります。特に特別機内食に関しては、もともとの機内食条件に加えて、使う食材や成分の規制を厳格に守る必要があり、規定値に合うように構成するのが特に難しかった点です。髙山シェフにもご理解いただいたうえでメニューを考案していただき、ANAシェフチームとともに総力を結集して完成させました」

    この特別機内食は、どの便で提供されていますか?

    「2021年10月1日(金)以降、ANA運航便 日本発国際線のすべての搭乗クラスでお選びいただけます。ご希望の方は、ご搭乗便出発予定時刻の24時間前までにご予約ください」

    フレンチの名シェフがメニューづくりに携わって実現した新しい健康メニュー。すべての方が好みや食習慣にあわせて自由に選べるので、皆さんも事前に予約をしてぜひご堪能ください。

    ライター:Totoko Takahashi

    ANAからのおすすめ

    早めの予約でおトクなプランをご紹介。旅に出かけよう!

    もっと世界へ、もっと羽田から。

    「てのひらANA」すべてのシーンでお客様のモバイルデバイスがお客様をサポート!

    戻る
    進む

    この記事に関連するおすすめ

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む
    ×

    「いいね!」で記事へリアクションできるようになりました。