【釣りザオ(ロッド)】
「釣りザオ(ロッド)」は受託手荷物として預けることができますが、いくつかの方法と注意点があるのでご紹介いたします。以下は代表的な3つの方法です。ちなみに長さが55cm以内のものであれば、上述のとおり機内持ち込みにすることもできます。また、釣りザオの場合、基本的には国内旅客運送約款に記載されている通り、1個あたりの3辺の長さの和が203cm以内で、かつ当手荷物を搭載する航空機の貨物室に収納可能なものと定められていますが、寸法を超える場合であっても事前連絡がなされ、なおかつ承認がされた場合には受託が認められます。203cmを超える場合は、まずは事前に国内線予約・案内センターに相談してみてください。
- (1)自分で用意したロッドケースに入れて預ける
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あらかじめ丈夫なロッドケースに入れて破損の恐れがないようにしてから受託手荷物として預ける方法です。最も確実な方法ですが、この場合、ロッドケースの重さも受託手荷物の重量制限に含まれるので、他の荷物に割り当てられる重さが少なくなります。
- (2)空港カウンターに用意された釣りザオ入れ(水色のケース)で運んでもらう
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ANAの空港カウンターでは、釣りザオを運ぶための専用のケースを用意しています。長さが203cmまでの釣りザオは、このケースに入れて運んでもらうことができます。ケースの内側はクッション材が敷かれており、中で動かないようにベルトで留めてもらえるので、通常、預けたサオが折れることはありません。ただし、預けたサオが万一破損した場合も補償はされず、事前に同意のサインをしてから預けることになります。この方法のよいところは身軽に動けることと、重量制限の多くの部分を他の荷物に回せることです。ケースは、「外寸:長さ 220cm×17cm×17cm」「外寸:長さ 200cm×17cm×17cm」「外寸:長さ 180cm×17cm×17cm」「外寸:長さ 150cm×17cm×17cm」の4種類がありますが、必ずしも空港にすべてのサイズ・在庫のケースがあるわけではありません。また、稀なことではありますが、利用する人が集中してケースがなくなった場合は、このサービスを利用できません。その点はあらかじめ理解しておく必要があります。なお、利用できるケースにサオの一部が入りきらなかった場合には、出っ張った部分を梱包材で覆う簡易的な対応を行なったうえで預かってもらうことができます。ただし、あくまで簡易的な措置であり、万一破損したとしても補償はされません。利用者がその点に同意した場合に限っての対応になります。
- (3)他の受託手荷物に収納して預ける
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コンパクトに収納できる釣りザオなら、他の大きな受託手荷物(大型のキャリーバッグやスーツケースなど)に入れる方法もあります。ただし、割れやすい荷物をそれらの大きな荷物の中に入れることは推奨されていないので、その際は自己責任で十分なパッキングをする必要があります。
【膨張式救命胴衣(ライフジャケット)】
近年、預けられる・預けられないで混乱が起きるのが膨張式救命胴衣(ライフジャケット)です。結論からいうと、「炭酸ガスが充填された小型シリンダーを装着した膨張式救命胴衣」は「機内持ち込み」「受託手荷物」のどちらでも預けることができます。その際は「1人あたり胴衣2着まで、1着につき予備を含めてシリンダーは2個まで」なら、機内持ち込みでも受託手荷物でも預けることができます。