1日目 兜神社から宿泊先へ。ディナーも
兜神社をお参り
三菱倉庫を日本橋兜町方面へ歩くと、高速道路の下に「兜神社」が見えてきます。日本橋兜町は、東京証券取引所や証券会社が多く立ち並ぶことから、兜神社は証券会社や金融の守り神です。街歩きのご挨拶がてら、お参りしてみましょう。
兜神社
- 住所:東京都中央区日本橋兜町1-12
日証館(旧渋沢栄一邸跡地)を見学
兜神社の隣に印象的なアーチ窓が連続する建物が見えたら、そこが「日証館」です。ここからはレトロなオフィスビルも立ち並び、由緒あるビジネス街の趣があります。日証館はオフィスビルとして利用されていますが、1946年から3年間、証券取引所に代わる集団取引が行われていました。また、この地には渋沢栄一邸があったことでも知られています。
日証館(旧渋沢栄一邸跡地)
- 住所:東京都中央区日本橋兜町1-10
- 開放時間:6:00〜19:30/土曜・日曜・祝日は閉鎖
宿泊するK5へチェックイン
兜神社と日証館の間の道を真っ直ぐ行くと、「K5」が見えてきます。K5は、2020年の日本橋兜町の再活性化プロジェクトの起点となっている複合施設です。館内はブティックホテル「HOTEL K5」、レストラン「caveman」、ビアホール「B」、バー「Ao」、コーヒーショップ「SWITCH COFFEE」が入っています。建物は、1923年に竣工された銀行建築のビルの外観や躯体をそのまま利用。内装をリノベーションして、生まれ変わっています。HOTEL K5は、15時チェックイン、翌日12時チェックアウトとなっているため、ゆったりとホテルステイが楽しめるようになっています。
こちらは、スタンダードタイプの「K5 ROOM」。客室にはK5のオリジナル家具が配置され、その世界観が存分に感じられます。赤いソファやペンダントライトのデザインはインパクトがありますが、ベッドスペースは藍染めのカーテンで仕切られ、くつろぎを演出。ハイセンスかつリラックスできる空間です。
1階のフロントの隣にはライブラリーバーの「Ao」が入っています。空間は、渋沢栄一の書斎がイメージされており、ブックライブラリーやバーとして利用可能。隠れ家のような空間でゆったりと過ごすことができます。
K5
- 住所:東京都中央区日本橋兜町3-5
- 電話番号:03-5962-3485
- 宿泊料:1室1泊22,000円(税込)~
- ウェブサイト:K5
Nekiでディナーをいただく
夜は、K5から歩いて1分ほど、easeの並びにある「Neki」でディナー。ビジネスマンの帰った日本橋兜町はひっそりとしています。2020年7月にオープンしたNekiも再開発で誕生したビストロ。昼間は木の温もりやガラスからの日差しが心地いい空間ですが、夜にライトを落とすと大人っぽい空間に。時間によって変化する使い勝手のいいビストロです。
京都生まれでフランスでの修業経験もある西恭平シェフによる料理は、フレンチの技法を使いつつ、ジャンルにはこだわっていないそう。コースには、パスタもあれば和の食材を取り入れたメニューも提供されています。「日本人だからこその料理を探究したい」と話すとおり、季節の彩りや盛り付けの繊細さに日本の美しさが感じられます。
コースのメインディッシュとなる肉料理は鴨。使われているのは、西シェフの出身地・京都の七谷鴨です。フレンチの技法で鴨をローストし、ソースに使うだしも取られていますが、熟成玄米や栗が添えられることで、どこかお茶漬けのような雰囲気に。おこげの香ばしさとだしの滋味深さが加わり、ほっとできるフレンチの味わいでした。
Nekiのディナーは、土日はコース(8品、8,500円・税込)のみですが、平日はアラカルトのオーダーもOK。自然派ワインを中心にグラスワインも常時10種類ほど用意されています。
Neki
- 住所:東京都中央区日本橋兜町8-1兜町第4平和ビル
- 電話番号:03-6231-1988
- 営業時間:11:30〜15:00、18:00〜22:00/水曜休
- Instagram:@neki_tokyo