(長崎県/福江島)磯釣りの聖地は他の釣りも楽しめる
長崎県の最西端に位置する五島列島。大きく北側の上五島と南側の下五島に分かれますが、その中で最大の島であり、空の玄関口となる五島つばき空港があるのが下五島の福江島です。釣り具メーカーの磯釣り大会では、全国決勝大会の舞台にたびたび選ばれるように、昔から釣り人憧れの島です。
そして近年、人気が高まっている釣りがやはりエギングです。福江島は正方形に近い形をしており、島を一周できる道路もあるので、初めてであってもレンタカー1台で気ままに釣り場を探しやすいのがうれしいところ。島内には「堂崎天主堂」など、隠れキリシタン・キリスト教信仰にまつわる由緒ある教会やグルメスポットもあり、家族でドライブしながらたまにエギングといった「島巡り」も楽しめます。
(鹿児島県・奄美大島/加計呂麻島)亜熱帯を感じるユニークな釣り場
本州と沖縄の中間に位置する奄美大島は、亜熱帯気候で独自の自然と文化を持つ釣りの島。本州で人気のクロダイ、メジナ、アオリイカから、沖縄で人気のグルクン、スジアラ、ロウニンアジ(GT)までねらえますが、磯釣り、沖釣り、エギング、いずれも他の地域ではなかなか出会えないような大物のチャンスがあります。マングローブ林でのカヤックフィッシングなど、本州では体験できない釣りもこの島ならでは。
さらにフェリーで25分の加計呂麻島に渡れば、アオリイカやクロダイなどの魚影は一層豊富です。
気軽に楽しめるグルメが豊富なのもこの島の魅力。かつて薩摩の役人をもてなすためにふるまわれたという「鶏飯(けいはん)」、米、サツマイモ、砂糖を混ぜて発酵させた島独自の健康飲料でスーパーで買える「みき」、名物の「黒糖焼酎(おつまみはトビンニャと呼ばれるマキガイの塩茹でが美味しい)」など、味覚の驚きや発見にも事欠きません。
一度体験するとまた出かけたくなるのが島への釣り旅。魅力あふれる旅先を知り、ぜひよい思い出を作ってください。
- 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。