新千歳空港のスタッフが厳選、テーマで選ぶ空港グルメ6選

2009年に札幌市で創業し、その濃厚な味わいから瞬く間にファンを増やし、台湾に2店舗、香港で5店舗を構えるなどグローバルな味となった「えびそば 一幻（いちげん）」。
自然豊かな北海道だからこそ生まれたこの「えびそば」は、「北海道に来たら絶対に食べてほしい一杯です」と、武藤さんは絶賛します。

「平日でも行列ができる人気店ですが、並んででも食べてほしいラーメンです。甘えびのうまみをギュッと濃縮したスープは、くどさはなく、最後の一滴まで飲み干せる味。えびの風味をしっかり感じられる『えびしお』、北海道らしさが楽しめる『えびみそ』、えびのうま味が味わえる『えびしょうゆ』の3種類があり、それぞれスープの種類も選べるのですが、甘えびの風味をそのまま味わいたいなら『そのまま』のスープがおすすめです」（武藤さん）

スープのだしを取るために使った甘えびの頭を焼いて粉末状にした特製の「エビ粉」が添えられるのも「一幻」ならでは。
エビ粉をスープに溶いていただくと、えびの香ばしい香りが際立ち食欲をそそります。

「えびの風味が効いた『えびおにぎり』170円（税込）を、残ったスープとともにいただくのもおすすめ。しっかりお腹を空かせてから、新千歳空港にお越しください」（武藤さん）

朝7時から夜21時まで、北海道ならではの海の幸を届けてくれるありがたいお店が「北の味覚 すず花 ゲート店」。
国内線ターミナルビルの2階、ANA側ゲート内にあり、テイクアウトやイートインでおいしいお寿司やお弁当が楽しめます。

「『保安検査場を過ぎても、食事できるところはありますか？』というお問い合わせをお客様からいただくことも多いのですが、その際、こちらのお店を紹介させていただいています。テイクアウトできるので時間に余裕がないときでも立ち寄れますし、イートインで利用すれば、搭乗時間までゆっくり食事を楽しむこともできます。目の前で職人さんが握ってくれるお寿司はどれもおいしいですよ」（武藤さん）

魚介の味わいを引き出すため、化学調味料や保存料を最低限に抑え、徹底した鮮度管理を行っているという「すず花」。
こだわりが高じて、賞味期限がわずか「3時間」のものもあるというから驚きです。
北海道の海の幸をふんだんに使ったお寿司やお弁当は、お土産にもピッタリ。
ウェブ予約も行っているので、空港であまり時間がとれない場合は、予約してから出掛けましょう。

新千歳空港国内線ターミナル3階にあるフードコートは、滑走路に面して設けられた大きな窓から離着陸する飛行機を眺めることができる絶景スポット。

解放感にあふれるフードコートでは、おにぎりやラーメン、インドカレーにソフトクリームとグローバルなメニューを楽しむことができます。

「おいしいお店が揃うフードコートですが、北海道民のソウルフードが食べられる『松尾ジンギスカン フードコート店』が、私のイチオシです。
松尾ジンギスカンは、北海道民なら誰もが慣れ親しんだ味わい。特にタレがおいしく、このタレがからまったラムやお野菜は、ごはんに抜群に合います。
ジンギスカンを盛り込んだ『空弁』も用意されているので、ご家族へのお土産にしてもいいかもしれませんね」（武藤さん）

10年間という長い年月をかけて開発された、熱処理を一切行わないフレッシュな「たれ」は、羊肉特有のクセを消すとともに、肉質をやわらかくして食べやすくする効果もあるのだとか。

「道民が愛するジンギスカンを、旅の1ページに加えてみてください」（武藤さん）

さまざまなグルメが堪能できる新千歳空港には、道内各地の選りすぐりスイーツも勢ぞろい。
中でも冬のお土産としておすすめなのが、2021年の冬に大人気だったSNOWSシリーズの「スノーボール 黒 空港限定」9個入 1,080円（税込）です。

北海道産の生クリームを生チョコレートでコーティングした、ミルクの香りとコクを味わう生トリュフチョコレートは、柔らかくなめらかな新食感。

2023年3月31日まで新千歳空港内の「ANAFESTA 千歳ロビー店」で販売予定。
売り切れ必至ですので、空港を訪れた際はぜひご購入ください。

スキーやスノボ、雪まつりに流氷見物に温泉に……と、ホットな魅力にあふれる冬の北海道。
冬場は気温が氷点下になる北海道ですが、空港内なら重たい上着を着こむことなく快適に楽しむことができますよ。
旅の始まりと終わりに、新千歳空港のグルメで彩りを添えてみませんか？

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