Interview
"全社員が快適に仕事できる"環境づくりが、
お客様のあんしんへ繋がる
Chapter 2
障がいは個性。コミュニケーションを大切にし、
必要なことは、はっきり伝える
玉城さんは、運動制限が必要な障がいがあるとお伺いしております。職場ではどのように過ごしていますか?
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玉城
私は肺高血圧症という病気で現在も治療を受けています。日常生活では走らない・歩きすぎない等の運動制限はありますが、空港でデスクワークを行う分には特に問題なく働くことができています。周りの人よりも体力がなく疲れやすいという面があるので、自分の中でコントロールしながら働いています。
体調が悪くなって急に休んでしまうことがたまにあるのですが、私たちのチームはシフトのため、1つの仕事に対してチーム数名で取り組むことが多く一人で抱える仕事がほとんどないので、そこは運航部門のチームで働くという”働きやすさ”を感じています。
社内で、障がいについて共有する機会などはありますか?
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玉城
入社時に、新入社員が自身についてプレゼンする機会があり、その際に病気のことを含めた自己紹介をしました。あとは、上司とはお話する機会を設けていただいた際に、病気のことや、できること・できないことについてはお伝えできました。
その後、新たに入社してくる方々には伝える機会が少なくなっていますが、日常のコミュニケーションの中で、自分ができないことについては、きちんと伝えるようにしています。私の場合、デスクワークでは周囲と変わりなく仕事をすることが多い、外見では気づかれない障がいだからこそ、あえて自分から伝えることが大事だと思っています。
重廣さんは聴覚障がいをお持ちですが、業務の中で、障がいが理由で困る場面、調整が必要になるときなどには、どのように対応されていますか?
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重廣
聴覚障がいでは常にコミュニケーションが問題となりますので、私は、基本的に人と話すときは"UDトーク"という音声文字変換ツールを使っています。しかし、複数の人数で話し合う会議や雑談などの場で同時に複数の人が話をすると、私も聞き取れなくなり、UDトークの音声文字変換も追い付かない状態になってしまいます。
現在は、"Google Meet"などのオンライン会議ツールで字幕が表示されるようになり、また、補聴器とiPhoneをBluetoothで接続して音声を直接聴くこともできるようになったため、対面の会議でもGoogle Meetを使ってもらい自席からMeetで参加するなど、その時の状況に応じてツールを選び、柔軟に活用し対応しています。
また、メンバーの方が"Googleドキュメント"で議事録やメモなどを打ち込んでいるときには共有してもらったり、上司に『こういうもの(ツール)があるので試してみたい』と伝えて、使えそうなツールを活用できるように協力していただいたりしています。
玉城さんは周囲のメンバーとは、どのように仕事をしていますか?
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玉城
日常的には、あまり病気のことを話す機会は少ないのですが、自分ができること・できないことについては、はっきり伝えることが大切かと思いますし、周りの皆さんも理解してくれます。一緒に仕事をする仲間への自己開示は大切ですし、自分の思っていることを言葉にすることで、相手のことも理解してコミュニケーションを深められるかと思います。
運航部門ではコミュニケーションをとることが一番大切だと思っているので、日ごろのコミュニケーションから積極的に行って、自分のことも必要なことははっきり伝えるようにしています。