Interview
"全社員が快適に仕事できる"環境づくりが、
お客様のあんしんへ繋がる
ANAには障がいと向き合いながらさまざまな領域で業務をしている社員がいます。一例として重廣さんと玉城さんに、どのように工夫をしながら働いているのか、ANAで働いていて思うことをインタビューしてみました。
お二人のプロフィール
-
重廣 奈子(しげひろ なこ)
2006年入社。入社後の初期配属からビジネスサポート推進部で業務。長年の経験で培ったノウハウと高い専門性をいかし、ANAの社員生活を支える。座右の銘は「ケセラセラ」。
過去のインタビューはこちらから -
玉城 愛理(たまき あいり)
2020年入社。コロナ禍入社。入社後の初期配属はフライトオペレーションセンターにて運航乗務員をサポートする。座右の銘は「敬天愛人」。
Chapter 1
イレギュラーの連続だったコロナ禍、
ES職として社員に寄り添う。
お二人の現在の仕事内容について教えてください。
-
玉城 愛理
(以下:玉城)私は「フライトオペレーションセンター」というパイロットが所属する部署の「乗務サポートチーム」で、パイロットの宿泊先ホテルや送迎の手配業務、海外や国内空港との調整、ビザやパスポートの管理などの業務を行っています。
2020年のちょうどコロナ禍が始まった時期に入社しまして、各国の水際対策での入国制限等の対応で大変な時期を新入社員として過ごしました。
-
重廣 奈子
(以下:重廣)2006年の入社以来、長く「ビジネスサポート推進部(以下BS推進部)」に勤務しております。担当業務は数年おきに変わり、現在は雇用保険全般から勤務関連に変更となったばかりです。コロナ禍にはその影響で変化した、"前例のない"社員への対応に追われました。
当時はコロナ禍の影響により、様々な場所へ多くの社員が出向することになりました。社員の方々の変化についてビジネスサポートの観点から対応するのですが、ES職として社員にどのように接すればいいのか、自分に何ができるのかを常に考え、社員の方々に寄り添う気持ちで、ANA原籍の社員が出向先でもパフォーマンスを発揮できるようにサポートする業務を続けました。
コロナ禍というANAにとって非常に厳しい時期に、ES職として実践し、やりがいや達成感を感じた仕事について、教えて下さい。
-
玉城
コロナ禍の出来事は航空業界全体に大きな影響があり、パイロットも先輩スタッフも初めて遭遇する出来事ばかりで、私も新入社員なから毎日がイレギュラーの状態でした。パイロットがフライト先で入国制限に遭う可能性もあるなど、乗員が不安を感じる中、どんな情報を提供することで安心してもらえるのか考え、各オペレーション部門と密にコミュニケーションをとりました。
運航を維持することの大変さを乗り越え、そしてコロナ禍をみんなで乗り越えたことにはANAのチームスピリットを感じました。また自分にとっては、調整力やコミュニケーション能力を高めることができ、自身の大きな成長に繋がったと思います。
-
重廣
コロナ禍の影響で社員の賃金や一時金が減額となった際、『自分が業務において会社や社員のためにできることとは何か』と考えました。そのとき、社会保険料を一時的に少なくするコロナ特例改定があることを知り、ANA全社員から対象者を抽出し、該当する社員への案内から年金事務所や健保等への届出まで、一連の流れを担当として対応しました。この特例による影響など、きちんと理解していただけるよう丁寧に説明することを心がけました。
その際には私自身もBS推進部にお世話になり、当時とても助かりました。それにしてもANAの全社員となると、1万人を超える大変な人数になりますよね?
-
重廣
はい。ANA全社員の膨大なデータとのにらめっこが続き、対象者約3000人もの届出書類の作成のほか、社員からの問合せ対応などもあり、大変な思いをしましたが、結果として大きなコスト削減につながり、会社にも貢献できたので大きな達成感がありました。