パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月15日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
最長で180日以内の観光や語学学習の場合、日本人はビザ不要。ビジネスや留学目的での入国は、在日メキシコ大使館へ問い合わせを。
入国時点で残存有効期間が滞在日数以上必要。
ビザ免除プログラムを利用し、ビザなしで飛行機や船でアメリカへ渡航・通過(経由)する場合、インターネットで(携帯電話は不可)ESTAによる渡航認証を取得する必要がある。事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機への搭乗や米国への入国を拒否されることがあるので注意が必要だ。一度ESTAの認証を受けると2年間有効で、米国への渡航は何度でも可能(日程や訪問地を渡航のたびに更新する必要はない)。なお、最終的な入国許可は、初めの入国地において入国審査官が行う。
アメリカへの渡航が決まったら、早めにESTAによる渡航認証を申請・取得しよう(出国の72時間前までの取得を強く推奨)。従来の申請後の即時承認がなくなったため、早く済ませたい。申請は親族、旅行会社(有料)など本人以外の第三者でも可能。
原則2年間。ただし、認証期間以内でも、パスポートの有効期限が切れるとESTAも無効になる。また、氏名やパスポート番号の変更があった場合は再度申請を行うこと。
料金:$21
2015年ビザ免除プログラムの改定、およびテロリスト渡航防止法の施行により、2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航、または滞在したことがある場合は、ビザ免除プログラムを利用して渡米することができない。該当する渡航者は、アメリカ大使館で通常のビザを申請する。詳細はアメリカ大使館のビザ免除プログラムで。
日本からメキシコへ渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
2020年2月よりメキシコに入国する際、電子たばこや加熱式たばこの持ち込みは禁止となっている。加熱式たばこは輸入禁止の対象から外れた期間もあったが2021年10月22日から再び輸入禁止となっている。状況は流動的なので最新情報を確認すること。
18歳以上の旅行者は最大10箱のタバコ、葉巻25本またはタバコ粉200グラム、3リットル以内のアルコールが免税でメキシコへ持ち込める。免税規制は変更も多いので航空会社などで事前確認を。
メキシコには4つの時間帯がある。メキシコシティなど主要部分を占めるのは、中部標準時(CST)で、日本との時差は15時間遅れ。
カンクンのあるキンタナ・ロー州で使われている東部標準時(EST)では、日本との時差は14時間遅れ。
南バハ・カリフォルニア州、ナジャリ州、ソノラ州、シナロア州などの北部で使われている山岳標準時(MST)では、日本との時差は16時間遅れ。
ティファナなど北バハ・カリフォルニア州で使われている太平洋標準時(PST)では、日本との時差は17時間遅れ。
メキシコは北半球にあるので、暑い時期、寒い時期とも日本と同じ。5~10月が雨季となり、11~4月が乾季となる。雨季は昼間に晴れていても夕方に雷雨に遭うというのが一般的だが、低気圧の停滞によって雨が降り続くこともある。また年によってハリケーンが襲来し、カリブ海側やメキシコ湾岸に被害が出るケースもある。
メキシコシティなどの高地や、ロスカボスなど砂漠に囲まれたエリアは、昼と夜の寒暖差が激しいので注意。
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とメキシコシティの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | メキシコシティの平均最高気温 | メキシコシティの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 22℃ | 6℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 22℃ | 7℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 26℃ | 9℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 27℃ | 10℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 28℃ | 12℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 25℃ | 12℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 23℃ | 12℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 23℃ | 12℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 23℃ | 10℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 22℃ | 7℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 21℃ | 6℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 19℃ | 6℃ |
東京とメキシコシティの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | メキシコシティの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 10mm |
2月 | 60mm | 10mm |
3月 | 110mm | 10mm |
4月 | 130mm | 30mm |
5月 | 130mm | 70mm |
6月 | 160mm | 130mm |
7月 | 160mm | 170mm |
8月 | 150mm | 160mm |
9月 | 210mm | 140mm |
10月 | 160mm | 60mm |
11月 | 90mm | 10mm |
12月 | 40mm | 10mm |
通貨単位はペソPeso。通貨記号としては「$」で表示されているが本サイトでは米ドルと区別するために「M$」と表記している。M$1は約8.92円(2024年3月18日現在)。ペソの補助単位がセンタボCentavo。M$1は100Centavo。メキシコのインフレ率は毎年2〜7%程度。
紙幣はペソが20、50、100、200、500、1000。流通している硬貨はペソが1、2、5、10、20、センタボが10、20、50。2020年末より新100紙幣、新1000紙幣も流通している。
日本の消費税に相当する付加価値税(IVA)があり、通常は内税として16%が課税されている。また宿泊には、別途3~5%の宿泊税(ISH)を徴収されるケースもある。なお「TAX BACK」加盟のショップで1店舗での購入額がM$1200を超える場合には、税金還付サービスを受けることができる。購入店でTAX BACK領収書をもらいメキシコ・シティ、カンクン、ロスカボスなど国際空港内の「TAX BACK」デスクで手続きする。
メキシコにはチップの習慣がしっかりと根づいている。特にレストランやアクティビティ施設などのスタッフには、基本的なマナーとして忘れずに渡すこと。あまり少ない金額だと受け取る側に不快感を与えるので注意。
電圧は110V、120V、127V、周波数は60Hz。コンセントプラグの形状は日本と同じ(Aタイプ)だが、電圧が不安定なため、日本の電気器具利用には変圧器を利用したほうがよい。出発前に説明書をよく確認しておこう。
日本と同じNTSC方式で、メキシコで購入したビデオソフトは、日本のビデオ機器で再生できる。DVDソフトはリージョンコードはメキシコは「4」で、日本の「2」と異なる。一般的なDVDプレーヤーでは再生できないこともあるが、マルチリージョンのDVDプレーヤーやDVD内蔵パソコンでは再生可。
ブルーレイのリージョン・コードは日本もメキシコも「A」で同じ。
メキシコから日本への郵便料金は、ハガキがM$15で、封書(20gまで)も同料金。日本へ送りたい場合は、郵便局の窓口で「A Japon」とひとことでいい。高級ホテルではフロントに投函を頼むこともできる。ハガキや封書や小包は7~14日、EMSやDHLは4~5日で日本に到着する。
00(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3(市外局番の最初の0を取る)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010
52(メキシコ国番号)
55(市外局番)
1234-5678(相手先の番号)
01(市外通話認識番号)
55(市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
以下は2024年の祝祭日。キリスト教に関わる祝日が多く、年によって異なる移動祝祭日に注意。
公用語はスペイン語だが、メキシコに住む各先住民族は、それぞれ独自の言語をもっている。カンクンやロスカボスなどでは、英語もかなり通じる。
以下は一般的な営業時間の目安。ショップやレストランなどは、店やエリアによって異なる。
月曜~金曜9:00~16:00が一般的だが、19:00頃まで営業する銀行もある。土曜は一部営業。日曜・祝日は休業。
月曜~金曜8:00~13:00、15:00~18:00。
毎日10:00~19:00頃まで営業する店が多い。地元の一般商店は土曜・日曜休。観光地では無休の店もある。
毎日10:00~22:00くらいまでが一般的。閉店時間の15分から1時間前には、料理がオーダーストップとなる。カンクンやロスカボスなどには、深夜営業や24時間営業を行う店もある。
メキシコでは18歳未満の飲酒と喫煙は禁じられている。
レンタカーは、レンタカー会社や車種によって25歳未満に貸し出さないことがある。
町なかであれば、レストランやショッピングセンターなどのトイレを利用することができる。便器の脇にくずカゴが置いてある場合は、使用後のトイレットペーパーを便器に流さずに、そのカゴに入れること。水圧が低いため、トイレの下水管が詰まりやすいからだ。
メキシコではシエスタ(昼寝)をする習慣がある。時間は季節によっても多少異なるが、だいたい13:00~16:00。近年メキシコの都市部では、シエスタの習慣はなくなっている。
信仰の場であることを十分に配慮しよう。内部では脱帽し、大声を立てず、むやみに写真を撮らないよう気を付けよう。
メキシコではサラリーマンが昼食時に飲酒するのは珍しくないが、その一方で公衆の面前で酔っぱらうことは許されていない。酒類の瓶や缶を見える状態で持ち歩いているだけで逮捕されることもあるので注意。屋外や売店での飲酒も厳禁。