サステナビリティ・リンク・ボンド

サステナビリティ・リンク・ボンド(概要)

当社グループは、持続的な成長と価値創造に向けて、「環境」「人権」「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「地域創生」の4項目を経営の重要課題として掲げており、これらに適切に対応することで、「社会的価値」と「経済的価値」を同時に創造し、企業価値の向上を図る方針です。
ESGに配慮した事業活動を通じて、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献していくことは、グローバルに事業を展開する当社グループにとっての責務です。当社は、2018年度の「環境」への取り組みに関連したグリーンボンド、及び2019年度の「D&I」への取り組みに関連したソーシャルボンドに続き、2021年度において、4つ全ての重要課題への取り組みが反映されるSustainability Performance Targets(SPTs)を設定したサステナビリティ・リンク・ボンドを発行しました。

  • 当社グループでは、「E(環境)」「S(社会)」のテーマについて目指すべき目標を設定し、「G(ガバナンス)」と関連させて取り組むことで、その達成を目指しています。
  • 2022年4月より、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」は、「ダイバシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)」へ変更しております。
  • 2023年4月より、ESG経営の重要課題を、「環境」「人(人財・DEI・ 人権)」「地域創生」の3項目へ変更しております。
名称 第42回円建無担保普通社債
発行日 2021年6月8日
償還日 2026年6月8日
発行年限 5年
発行額 200億円
SPTsについて
  1. DJSI WorldおよびDJSI Asia Pacificの構成銘柄に選定
  2. FTSE4Good Indexの構成銘柄に選定
  3. MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄に選定
  4. CDP 「A-」以上の評価取得
  • 上記4つのSPTsのうち、2022年度末(2023年3月31日)時点で2項目以上が未達成の場合、当社は、環境・社会に対してポジティブなインパクトを創出することを目的として活動を行っている一般に認知された法人・団体等へ、2024~2026年度の各年度において社債発行額の0.1%相当額(0.1%相当額×3ヵ年)の寄付を行い、当社グループ自らのESGへの取り組みに加えて、寄付による活動支援を通じて追加的にポジティブなインパクトを創出します。
  • 当社は、SPTs進捗状況として2021年度末(2022年3月31日)時点の評価結果を、SPTs達成状況として2022年度末(2023年3月31日)時点の評価結果をそれぞれ公表します。
プレスリリース (ANA HOLDINGS NEWS No.21-006号)

これまでの評価結果

判定日の2022年度末(2023年3月31日)時点において、ESGに関わる外部評価である以下3つのSPTsを達成しました。

「○」は達成を、「×」は未達成を表します。

2019年度末時点 2020年度末時点 2021年度末時点 2022年度末時点
DJSI Worldおよび
DJSI Asia Pacificの構成銘柄に選定
FTSE4Good Indexの構成銘柄に選定
MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の
構成銘柄に選定
× × × ×
CDP 「A-」以上の評価取得 ×
(B)
×
(B)

(A-)

(A)

適格性に関する第三者評価

当社は、本社債発行のため策定したサステナビリティ・リンク・ボンドフレームワークについて、株式会社格付投資情報センター(以下、R&I)より、第三者評価として国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則(Sustainability-Linked Bond Principles)2020」に適合している旨のセカンドオピニオンを取得しています。
R&Iは、当社の開示内容を検証し、SPTs進捗状況・SPTs達成状況に関する検証レポートを公表しています。

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