Cabin Attendant 客室乗務職

ANAブランドを体現し、安全で快適な空の旅を提供する

日本NO.1の国際線ネットワークを誇るANAで、国籍や年齢・旅の目的の異なるすべてのお客様に「またANAに乗りたい」と思っていただけるような空の旅を提供します。常にお客様の視点に立ち、一人ひとりの客室乗務員の強みや個性を活かすことで、ANAブランドを磨き続けます。

ミッション

ANAの客室乗務職(CA)は、主に一日約1000便の運航規模を有する国内線・国際線に乗務しています。限られた時間と空間のなかで、機内の安全を守るとともに、お客様との何気ないやり取りから、言葉にはならないご要望等も察知し、記憶に残る高品質なサービスを創り上げています。

  • 保安要員

    チームで機内の安全を守る

    航空会社にとって最大の役割は「お客様を安全に目的地までお届けすること」です。 ANAのCAは、有事の際だけではなく普段のフライトから、お客様の顔色やご様子、機内で感じる音や匂いなどの細かい部分にまで神経を張り巡らせ、気付いたことはフライトクルー全員で共有しながら、機内の安全を守っています。

  • サービス要員

    個々の強みを活かし、
    お客様にとって最高のフライトを創り上げる

    ANAのCAは、お客様に機内で快適に過ごしていただくために、あらゆる角度からお客様のフライトをサポートします。機内で行うサービスは決して同じ業務の繰り返しではなく、それぞれのCAがお客様一人ひとりに向き合い、想像力を働かせて、創意工夫を凝らしたサービスを行っています。

キャリア

入社前に特別な資格や経験は必要ありません。入社後の訓練や日々のフライトを通じて、ANA CAの基礎を身に付けます。また、その後のフライト経験は、一人ひとりの個性や強みを引き出し、ANAブランドを磨き続けるとともに、ご自身のライフキャリアにおける可能性も広げていきます。

客室乗務員としての専門性の習得

入社したCAがまず臨むのが専門訓練です。保安・サービスの両面についての基礎を身に付け、訓練終了後、直ぐに国内線・国際線の双方で乗務をスタートします。日本中・世界中を広く見わたす視点を早くから養い、CAとしての専門性を培っていきます。

ANA客室乗務員のキャリアパスを示す図。ANA入社後、専門訓練・OJTを経て、国内線・国際線乗務を開始。国内線資格取得(CP)や国際線エコノミークラス(PS)からスタートし、国際線ビジネスクラス(PS)、国際線(CP)、国際線ファーストクラス乗務、国際線ファーストクラス(PS)へとキャリアアップ。資格の取得等を通じた更なる専門性の深化が示されている。

CP

CP(チーフパーサー)

客室全体の責任者としてクルーと一緒に安全・サービス両面から高品質なフライトをつくります。

PS

PS(パーサー)

国際線の各クラス(ビジネスクラスなど)におけるまとめ役。クラス内の安全と品質管理を担い、CPをサポートします。

乗務開始後も十人十色のキャリアステップが存在

ANAのCAには、乗務開始後もそれぞれのキャリアプランやライフイベントに合わせて、様々な選択肢と幅広い成長の機会があります。またフライトだけではなく、組織内での役職も任され、活躍しています。ここでは具体的な事例の一部を紹介します。

ケースⅠ: 育児との両立を図りながら働く

国内線及び国際線に乗務後、懐妊・育児のため休職。その後、国内線CP、国際線エコノミークラスPS、国際線ビジネスクラスPSとキャリアを積み重ね、再び懐妊・育児のため休職。復職後は国際線CPとして乗務。

ケースⅡ:培った専門性を活かし人財育成のプロフェッショナルへ

国内線CP、国際線エコノミークラスPSとして乗務後、国際線ビジネスクラスPS、国際線CPとキャリアを積み重ね、TC(チームコーディネーター)の役割を担う。その後、人財育成部門で地上勤務し、SA(スタッフアドバイザー)の役割を担う。以降、国際線ファーストクラス乗務、国際線ファーストクラスPSを経て、QL(クオリティリーダー)として後進の指導にあたる。

ケースⅢ:CAとして得た視点を他部署にも活かす

国内線CP、国際線エコノミークラスPS、国際線ビジネスクラスPSと乗務後、本社部門で地上勤務し、SA(スタッフアドバイザー)の役割を担う。その後、国際線CPとして乗務し、TC(チームコーディネーター)の役割を担う。以降、国際線ファーストクラス乗務、国際線ファーストクラスPSと乗務経験を積む。

TC

TC(チームコーディネーター)

少人数の班員を取り纏めるリーダーです。班員が成長し続けられる様、あらゆる角度からサポートします。

QL

QL(クオリティリーダー)

クルーの模範となる社員が任命を受け、育成や指導、組織マネジメントのサポートを担います。

SA

SA(スタッフアドバイザー)

CAの知識や経験を活かし、地上の様々な部署で業務を行います。定期的にフライトも実施します。

ANA CAの働き方・各種制度

「ワクワクで満たされる世界を」の実現を目指し、まずは社員自らが高いモチベーションのもとにワクワクしながら業務にあたることが重要だと考えています。ANAには、幅広い年齢層の客室乗務員がライフステージの変化に応じて働き方を選択しながら、やりがいや喜びを持っていきいきと働くための環境が整っています。

1カ月のスケジュール(一例)

ANAのCAは、ANAが就航する国内外の全路線に乗務します。スケジュールはシフト制ですが、班のメンバーと同乗する班フライトが定期的にあります。各種休暇や休日数も多く充実したプライベートを送ることができます。

1ヵ月間のフライトスケジュールの例を示した図。フライトの有無、フライトがある場合は出発地・目的地、フライトがない場合はOFFや有給休暇などの予定が記載されている。

出産・育児などのライフイベントも安心できる各種制度

ANAの客室乗務職の約4人に1人が、子供を育てながら仕事を両立しています。ここでは特に出産・育児に関する制度を中心にご紹介します。
※その他にもANAではライフキャリア形成をサポートする多様な制度がありますので、制度の概要は、福利厚生のページをご参照下さい。

<出産・育児関連の制度>

妊娠・出産から小学3年生修了時までの育児に関する制度を時系列で示した図。懐妊後地上就労制度、育児休職、パパママ出産・育児休暇、育児看護日、育児日、育児のための短日数就労制度など、各制度の利用可能期間や内容が図示されている。

育児制度を活用しているCAのインタビュー

  • 2017年入社
    引地CA

    育児のための短日数就労制度(5割)を利用する社員

    2年間の懐妊・育児休職を経て復職する際は不安もありましたが、短日数就労制度を利用することで、家族との時間を大切にしながら日々安心して働くことができています。今の班には同じように短日数5割を選択している人が3人いて、制度として当たり前に職場に浸透しています。フライトの中で同僚からママから見た視点ではどう?と聞いてもらえたり、子育ての経験が役立つこともありますし、仕事が楽しいからこそ、育児にも前向きに取り組めています。

  • 2010年入社
    伊藤CA

    育児日を利用する社員

    子供には家庭とは異なる環境でも多くの経験をしてほしいという思いとともに、フルタイムで働くことを選択しました。月に3日取得できる育児日も活用しながら、学校行事にも参加しています。復職前は私だけでなく家族も不安を抱えていましたが、会社主催の仕事と育児両立セミナーへ夫婦で参加。周囲のCAの具体的な経験談等を共有してもらえたことは、特に夫の育児に対する自信に繋がりました。最近は私の仕事がきっかけとなり、子供達が日本や世界に興味を持ち始めてくれたことに喜びを感じています。

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