ANA OPENゴルフトーナメント決勝ラウンド2日目。 — 総評 — 天気:雨のち曇り
ANAオープン最終日、時折雨も降るコンディションの中、白熱の優勝争いが繰り広げられた。
最終日を2位でスタートした藤田寛之選手が、首位でスタートした金亨成選手をとらえ、通算16アンダーでフィニッシュ。逆転で記念すべき第40回大会のチャンピオンに輝いた。
賞金ランキングもトップとなり賞金王へ向けて加速し始めた。
2位タイには第38回大会チャンピオンの池田勇太選手、金亨成選手、梁津萬選手、ディフェンディングチャンピオンのK・バーンズ選手が続いた。
最終日を首位でスタートした金亨成選手は、最終ホールまで首位をキープし続けたが、最終ホールで痛恨のボギーをたたき日本ツアー2勝目を逃した。
前週まで2週連続2位でANAオープンに臨んだ池田勇太選手は1イーグル、5バーディ、2ボギーと優勝争いを盛り上げたが、18番ホールでの痛恨のボギーで無念の2位。3度目の正直とはならなかった。
注目のホストプロ、石川遼選手は3日目に続き、最終日もノーボギーの安定したゴルフを見せたものの、2バーディとスコアを伸ばしきれず、通算11アンダー13位タイでANAオープンを終えた。
セガサミーカップ、サン・クロレラ クラシックとANAオープンの3大会にて、順位をポイント化して順位を競う『ゴルフ北海道スイング』では、李京勲選手が150ポイントで最上位となり、賞金100万円とアジアンツアー『タイランドゴルフチャンピオンシップ』の出場権を獲得した。
第40回のANAオープンは大きな盛り上がりを見せ、幕を閉じた。
50回大会へ向け、飛び立つANAオープンを来年以降も是非ともご期待下さい。
(今季3勝目?)
正直ちょっとプレーオフに残れればという感じでやってました。本当、ラッキーというか、ちょっと予想外の感じではあった。そこまで考えにくかったですしね。自分は今日そこまで伸びずに苦しい状況だったんで、とても嬉しいですね。自分としてはワールドランキング(WR)50位以内というのが目標で、それには早く優勝を重ねていったほうがいいので、これはとても大きい優勝になりますね。17番のティショット打ったあと、狙わないよとキャディには言ったけど、でもフェアウェーのいいところだったし、林を越えるにも自分はフェード打ちで、左足下がり、風は左から、苦しい状況ではあったが、あそこで刻む選択はなかった。
ちょうど、あれが10年前(2002年大会:尾崎将と優勝争い、17番で林、ボギーとし尾崎将に敗れる)、そしてこうして10年後。
セカンド地点に行ってみたら、250ヤードのマークの前だったし、状況的には狙う状況だった。エッジまでは残り246Y、ピンまで273Y。その前に前の組の勇太がギャラリーの歓声もあったので、バーディを取ったかもというのもありましたね。
結果、球は右へ大きく行ったけど、木にあたって、バンカーの横に行ったのは非常にラッキーだった。
出来れば右のバンカーに、というのはあったけど。3打目もバンカー横のベアグラウンド、そこでも割りとライのいいところ。その3打目は地味にナイスショットだった。バーディトライは2mくらいだった。
18番は出来ればFWに打ちたかったですね。プレーオフは仕方ないかなと思ってセカンド打ちました。パットは10弱、3パットも覚悟した。4mくらい左外に打っていく、もうラインよりもパターの距離感が大事。その1STパットがあそこに寄ったんで、やっとそこで安心しましたね。勝てると思いました。
18グリーン上ではヒヨンソンがボギー確定。そこまでめまぐるしい展開だったから、最後はあれ入れたら俺の優勝?とキャディに確認したくらい(笑)。
今までで初めてのこと。
勝ちのポイントとしては、14番で7〜8mのバーディパット入ったのはすごく大きかった。そのあとバーディなかなか来ない展開だったんで、前半バーディ4つでもボギーも打っていたんで、ヒヨンソンにプレッシャーをかけずにいた。
ヒョンソンは予選の2日間とのプレースタイルが違っていた。明らかにすごく時間をかけるようになっていたんで、いずれ後半にスコア落とすのはなんとなくわかっていた。
(一時16アンダーで4人が並んだ?)
パーで上がる難しさ、バーディで勝ってというのはかっこいいけど、パーで上がる難しさというのは、自分は誰よりも長けていると思っている。
でも今日の18番の1stパットはだいぶ緊張した。
(これで賞金ランクトップ?)
自分としてWR50位以内をただたひたすら自分の今の目標としている。優勝しなくても毎試合20位以内に入って、さらに1つでも上でフィニッシュすることが自分に与えられた課題。今はまだ賞金王というよりもWR.。
10年前の雪辱、この40回の長い大会の歴史の中で、自分は20年前くらいにはマンデーやってるころから、出ている大会。そしてこうして長い年月かかったけど、こうしてまさか自分がね。マンデー出てた頃から、そのあと、10年前にジャンボさんに負けて、そしてとうとう勝つことが出来て、自分の成長を感じることが出来る。
(このあとWR上げるには、日本OPあたり?)
やっぱりメジャーで頑張るという目標もあるし、日本オープン取りたいというのも公言しているし、今年もタイトルを取りたいと思っています。
惜しかったですね。
(一番悔しいのは)
16番のティーショットです。
私はフェード系で、右のピンが大好きで、フェードで、狙ったけど…。
3パットしました。最後は1メートル。
15番がフックのフォローだったから、16番はスライスのフォローだと思ったら、ほとんど後ろからだった。
風のミス、ショットのミスです。
15番で3メートルのパーパットが入ったのに。
3パットが一番残念です。
(藤田プロのプレッシャーは)
プレッシャーはなかった。良い人だから。強い選手だけどプレッシャーはなかった。
優勝スコアは18アンダーだと思っていた。
(18番のティーショットは)
風のミスです。
(17番ホールセカンドについて?)
3番のユーティティで刻むか、スプーンで狙うか悩んだ。
打った瞬間の弾道は見えていないけど、初めから2オンするとは思っていなかった。近くまで運んでやろうと思っていた。
(3週連続優勝争い、2位?)
優勝争いしても優勝しないと意味がない。
2位じゃビリと一緒だよ。
疲れた・・・。
(2日間ノーボギー?)
ラフが一週間重くて、今までの輪厚の中でもラフは一番難しかったと思います。
よくリカバリーが出来たと思います。
バーディを目指しているけど、バーディを取れなければパーで我慢しないといけない。17番はバーディのチャンスが消えた中でもパーでしのげたので良かった。
ノーボギーでしたけど、今日はバーディも2つと少なかったんで、もっと攻めたかったですね。
今日はあまりチャンスはなかったし、とれるところをとって、最低限のスコアは出せたと思う。
(今後の戦い?)
ゴルフはすごくよくなっているので、来週も優勝争いに加わりたい。